2月7日(木)に、県立弘前工業高等学校に出向いて建築科、インテリア科の2年生70名を対象にお出かけ講座を実施しました。
通常のお出かけ講座は美術館スタッフが美術館の社会的な機能や収蔵作品についてお話ししたり、アートカードという教材を使って作品に親しんでもらうものが中心です。
しかし今回は当館学芸員の池田亨から弘前工業高校の卒業生で、当館でも多数の作品を所蔵している小野忠弘についてのお話と、建築デザイン雑誌『Ahaus』を発行している森内建設株式会社の専務取締役、森内忠大さんから将来の建築界を担う若者達に向けて、事例紹介を交えながら建築の仕事や青森の景観についてお話をしてもらうというものです。
小野忠弘の作品は弘前工業高校の廊下にも飾られており、参加した高校生たちは毎日何気なく眺めていたはずです。
自分たちの先輩の活躍を知ること、また、現在、社会で活躍している人の話を聞くことで、これから進路を決定するとき、仕事について考えるときに何かの手がかりになってくれればと思います。