1のつく日はスタッフ日誌〈11〉

2008年2月11日

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1のつく日はスタッフ日誌〈11〉

1のつく日はスタッフ日誌。
毎月11日はアテンダントにお願いしています。

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スタッフ日誌〈11〉

2月に入り節分も終わりましたが、まだまだ雪の降る毎日が続いています。

日中は銀世界の中に静かに佇む美術館ですが、夜はライトアップされ、
その光が雪に反射して、幻想的な姿に変わります。

1月1日から常設展がリニューアルされています。
常設展示室は全部で12ありますが、そのうち5展示室にて展開する特集「近代版画の発展と青森」をはじめ、ほとんどの展示室を展示替えしています。
前回の常設展Ⅲでは展示していなかった、ウルトラマンの生みの親、成田亨さんの作品も帰ってきました。

成田亨さんは怪獣をデザインするとき、
「ただのバケモノにしない」
「血を流さない」
「実在するものをヒントにする」
という3つの信念を持ってデザインしたそうです。

今回の展示は、怪獣のデザイン画をたくさん展示しています。
「これは○○と○○が合体したのかな?」「これは○○をヒントにしたのかも」・・・想像しながら見ていくと、想像どおりだったり違ったりで、なんだか楽しくなってきます。中には可愛らしく思えてくる怪獣も・・・。

美術館にはこんな風に想像力を働かせる楽しさや、意外な事実を発見する楽しさがあります。
 ↓
 ウルトラマンやウルトラセブンを象徴する赤とシルバーの色は、成田さんがデザインした時には
 違う色だったとか・・・。

青森県立美術館は、ひとつの「街」をイメージしてつくられています。
この街にはまだまだいろんな楽しいことが潜んでいるはずです。
この街の住人である我々スタッフ一同、みなさんとともに楽しいことを探し求めていきたいと思います。

ご来館、心よりお待ちしております。

アテンダント 目時