冬休みの先生

2008年1月15日

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冬休みの先生

楽しい冬休みも終わり、新学期がスタートした人も多い頃だと思います。
さて、こども達には嬉しい冬休みですが、先生にとってこのようなまとまったお休みは、研修や研究会等に活用する大切な時間。
ここ県立美術館でも、先週はほぼ毎日、学校の先生を対象にした研修会が開かれました。
まず初めにいらしたのが、青森市図工教育ゼミナールの先生方。総勢なんと約60名!
学校用の教材「アートカード」の演習、常設展示の鑑賞、さらに授業の事例報告といった充実した内容で、一日たっぷり美術館で過ごされました。長い一日でしたが、先生方の熱心さと集中力は途切れません。事例報告では、こども達の活動を根気強くそして暖かく見守る姿勢が印象的でした。
また別の日には、美術館スタッフが小学校へ伺い「アートカード」の使い方を教える「お出かけ研修」が行われました。ある特定の学校へ行き、研修を担当するのはこれが初めて。新しい試みでしたが、大勢の先生に参加していただき、このような機会の大切さを実感しました。声をかけていただき、嬉しかったです。もちろん、美術館主催の教員研修も二日間に渡って行なれました。
このように先週は約150名の先生といっしょに活動することができました。
アートカードの演習の際には、先生がまるでこどものように熱中して取り組む姿が微笑ましかったです。
これからも先生と協力し合いながら、こども達の鑑賞をサポートしていきたいと気持ちを新たにしました。