「青」の画家として知られる佐野ぬい。青色を基調に選び抜かれた色彩を対比させながら画面構成を行う独創的な作風により、戦後の日本洋画界において独自の抽象表現を確立していきました。形と線がリズムを刻み、ハーモニーを響かせ、ニュアンスに富んだマチエールがセッションに加わる心地よい作品世界は、世代を超えて多くの人々に愛されています。
故郷、弘前でフランス、パリに憧れた高校時代から、上京して女子美術大学に学び、母校で後進を指導しながら制作を続け、2023年に90歳でこの世を去るまでの、70年を超える画業を回顧する展覧会です。
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