東奥日報で連載「棟方志功と崔榮林」が始まりました

2007年12月4日

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東奥日報で連載「棟方志功と崔榮林」が始まりました

現在開催中の企画展「棟方志功・崔榮林展」について4日から8日まで5回にわたって東奥日報で連載されます。
第1回目の今日は、日韓の画家の交流による画風への影響と独自のスタイルなどについて担当学芸員がご紹介しています。

木版画や仏教的主題など崔は志功から影響を受けていますが、一方で韓国古代の壁画のような質感や李朝の民画を思わせるような人物や動物たちは崔独自のスタイルです。
韓国近代のひとりの画家の作品がこれほどの規模で出品される展覧会は、日本ではおそらく初めてですし、日本の占領時代にはじまり、戦後は朝鮮戦争という政治的な状況に大きく影響されてきた韓国近代美術への入門としても絶好の機会となる展覧会です。

さて、今日の青森はフワフワと静かに雪が降っています。
美術館もすっぽりと雪の中に・・・。
「あおもり犬」の頭や肩、耳にも綿帽子がかぶせられ、地面も雪で隠れてしまいました。
今年の冬は、「あおもり犬」にどれくらい雪が積もるのでしょう・・・。
そういっている間にも、静かにしんしんと・・・。