2007年11月18日 こどもギャラリーツアー 「アートカードゲームであそぼう!」 

2007年11月18日

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2007年11月18日 こどもギャラリーツアー 「アートカードゲームであそぼう!」 

毎月第三日曜日に行われる「こどもギャラリーツアー」ですが、今回はアートカードを使い、ゲームをしながら作品をよく見る練習をしました。アートカードは3000点以上あるコレクションの中から50点を選び、ハガキ大のカードにしたものです。

はじめに机いっぱいにカードを広げ、どんな作品があるかざっと眺めます。色が豊富なもの、単色のもの、油彩、立体などさまざまな作品がありますが、その中から気になる作品を選び、その理由を伝え合いました。

カードに馴染んだところで次はカルタへ。カルタの読み札には三つのヒントがあり、美術館スタッフが読み上げるそのヒントを聞きながら、すべてのヒントを満たす正解カードを探します。ヒントは一度しか読み上げないので、子ども達は聞き逃さないように気をつけながら、カードを睨みます。参加者全員が同じカードを答えとして選ぶこともあれば、意見が分かれることも。その場合はもう一度読み札を読んで、それぞれのカードを再検討し、全員で正解を探しました。

つづいて行われた七並べと神経衰弱は、二枚のカードの共通点を見つけるゲームです。配られた5枚のカードとの共通点を机上のカードから見つけて、四方に並べる七並べ。ランダムに2枚のカードを引き、その共通点を指摘すると自分のカードとして獲得できる神経衰弱。子ども達はモチーフ、色、形に注目しながら共通点を探します。

プログラムの最後は、神経衰弱で獲得したカードを持って展示室へ行き、実際に作品が展示されているか探しました。運良く手元のカードの作品が展示されていた人もいれば、まったく展示されていない人もいましたが、カードと実物との違いを見つけて気づいたことを話し合いました。これからも鑑賞の導入として、アートカードを活用したプログラムを企画しますので、どうぞご参加ください。