造道小学校、来館

2007年7月4日

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造道小学校、来館

県教育委員会の研究指定校、青森市立造道小学校の子ども達が
来館しました。2年生、113名です。

はじめに、12班に分かれてファシリテーターによるギャラリートークを行いました。
一週間前の事前授業で、美術館についての基本情報を与えられていたり、
アートカードゲームでコレクションに親しんでいたため、
スムーズに鑑賞に移ることができたようです。
特に印象的だったのが、子ども達の記憶力です。
「あ、この作品はカードで見た!」といった言葉をよく耳にしました。
目にしたことのある作品は、膨大な数の作品が陳列されている美術館では、
まるで、道しるべです。子ども達はカードで見た作品を見つけると、
我先にとその前で立ち止まり、鑑賞していました。
多くの場合、カードで知っている作品と実物との違い、-色の鮮明さ、素材、大きさ-
に驚いていたようです。アートカードは作品の画像情報として機能する一方で、実物を際だたせる
役割も果たす興味深いメディアです。

さて、ギャラリートークの後は創作活動「新しい怪獣」に取り組みました。
ウルトラシリーズのデザイン画で名高い成田亨さんの「怪獣デザイン3原則」に基づいて、
それぞれの怪獣を描きます。
描きながら、怪獣の「名前」「身長」「体重」「得意技」も合わせて
考えました。「○○ゴン」や「○○ラー」など、それらしい名前が多くて、面白かったです。

県教育委員会の指定校は今回の造道小学校以外に、あと5校あります。
それぞれの学校で、先生の工夫に富んだプログラムが用意されています。
5校の活動の模様もこの場で、お伝えしていきますので、どうぞお楽しみに。
造道小学校のみなさん、暑い中、どうもありがとうございました。
とても楽しかったです。