県民参加型演劇「MIYAZAWA」まで、あと10日!!
本日、登場するのは、田中勉さんと、助川友理恵さんです。
まず、田中勉さん。
46歳。
忘れていたが今年46歳になっていた。
高校生の時から演劇に触れ、他にやれることも、楽しいと思えることもないまま役者を続けているにもかかわらず、親の願いに応じて、厄年に厄払いをした。
役者にとっては役払いと言われ嫌がる人間もいるが、私は節操がないのかそれさえもこだわりがなかった。
走りながら考える、まずはやってみる。信条とまでは言わないが、良くも悪くもそれが私なのであろう。それで何度失敗したか数知れないが…。
「役者に上手い下手はない。それぞれの癖があるだけだ」長谷川孝治は言う。そのとおりであろう。
私もうまいカラオケなんぞ聞きたくない。それならば私の癖はなんなのか? 今回のMIYAZAWAの中で私の癖は生き残れるのか? そんなことをぼんやりと考えながら、今日もまた舞台に立っている。
続いて、高校生の助川さん!!
八戸商業高校一年、助川友理恵です。
今回、このMIYAZAWAに参加させて頂くことになり、張り切って練習に励んでいます!
私がこの演劇に参加したのは、演技をより知る、ためでもあります。
私は、中学校の頃から演技に興味がありました。しかし、照れや自信のなさからなかなか実行に移せないでいました。ですが、最近になり、好きなことでも実行に移さなければ、せっかくの興味がムダになってしまうと、分かり始めたのです。やっと「演劇をやってみよう!」という気になったのですが、いままで演劇から距離を置いていたせいもあり、イマイチ「演技」というものがよく分からなかったのです。
そんなとき、「県民参加型演劇」の開催を知り、「これだ!」と思い、ダメ元でオーディションを受けさせて頂きました。興味を持ってから、自分なりに演劇の勉強はしてはいたのですが、やはり独学だけでは得られないものもある、と感じたことが主な理由でした。
実際、この演劇に参加させて頂いて、演技をよく知る、ことが出来たと思います。監督のお話も、共演者である方々の演技も…全てが新鮮で、とても勉強になっていると思います。
私は今回の演劇で、監督が表現したいことと、自分が思った役の印象を合わせ、精一杯の演技をしたいと考えています。そのためには、まず何度も何度も、自分の役について試行錯誤を繰り返すことが大事です。そして、しゃべるのではなく、伝えるということを理解したいと思っています。
MIYAZAWAが終わってからも、私は今回の経験を生かし、演劇についてもっと深く知っていきたいと思っています。
助川さんたち、高校生の元気さが、稽古に来る、ちょっと疲れた(仕事が終了した後なので)大人の参加者たちの心を元気づけてくれています。