ファシリテーターの仕事 vol.2

2007年3月16日

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ファシリテーターの仕事 vol.2

この場を借りて「ファシリテーターの仕事」の紹介をしています。
2回目の今回は、現役ファシリテーターの声を交えながら、活動報告をします!

現在、ファシリテーターは来年度に向けての準備をしています。
具体的には「シャガール」「棟方志功」「奈良美智」といった
常設展示の人気作家のアーカイブ作りに取り組んでいます。
カタログや単行本から必要な箇所をコピーしファイルに収める、
補助教材として画像をラミネートする等の作業を行っています。
教育普及ルームにアーカイブを設けることで、皆で必要な情報を
共有できる環境を作ります。

ところで、ファシリテーターは単にギャラリートークをするだけではありません。
子ども達がどうしたら作品に興味を持つのか、
そのためには何が必要であるかを考えるのがファシリテーターの仕事です。
展示室で簡単に体験できる鑑賞ツールの開発、クイズの出題等、
さまざまなアイデアを出し合って、子ども達の美術館体験をサポート
していきます。

さて、今日勤務していたファシリテーターにお話を聞いてみました。
「この1年弱を振り返って、ファシリテーターの仕事をどのように
感じていますか?」
という質問に対して、次のような答えが返ってきました。
「ファシリテーターの仕事を通して、いろいろなことが発見できた。
すでに知っていたことを別の形で知ることもあれば、
まったく新しいことと出会うこともあった。
子どもを通して、美術作品を通して、出会う様々なことが
自分にとってプラスになったように思う。
ファシリテーターの仕事はそういう環境を与えてくれる貴重な機会。」
またあるファシリテータは次のように言います。
「特に印象に残っているのは子ども達の笑顔とその豊かな発想力です。
見慣れているはずの作品も、子どもの目を通すことで、新しい発見を
もたらしてくれます。子どもと作品を見るのはとても刺激的です。」

ファシリテーター第2期生の募集は23日(金)までです。
子どもを好きな方、美術館を好きな方のご応募をお待ちしております。

また募集に関するお問い合わせは、下記までどうぞお気軽に!

教育普及 017-782-1919