2007年2月24日、25日 木のスプーンが出来ました!

2007年3月1日

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2007年2月24日、25日 木のスプーンが出来ました!

2/24(土)25(日)、講師に 家具 Easy Living の葛西康人さんを迎え、ワークショップ「シチューのための木のスプーン!」を2日間にわたり行いました。

今回の木のスプーン作りは、次の工程で行いました。
1. 自分でスプーンをデザインし、型紙におこす。
2. 角材(オニグルミ)を糸のこ、小刀を使いすべて手作業で削り出す。
3. スプーンに紙やすりをかける。
4. 最後は出来上がったスプーンでシチューを食べる。

講師の葛西さんは、青森市内に仕事場を構え、セミオーダー、フルオーダーの家具を創る家具職人で、昨年、美術館で行った、色々な木の種類から作る、積み木つくりのワークショップの時からお世話になっています。
今回のワークショップは、全て手作業でスプーンを作るということもあり、2日間でスプーンが出来上がるだろうか・・との不安もありましたが、はじまると参加者のみなさんの集中力は途切れることなく、講師の葛西さんが休憩の声がけをするほど、みなさん真剣に黙々と木を削り、1日目が終了。ワークショップ2日目には、それぞれ形も大きさも個性的なスプーンが出揃いました。そして、終わりには、葛西さん手作りのシチューを、それぞれが作ったスプーンでいただきました。実際に、スプーンを使ってシチューを食べてみたら「ちょっと受け口が厚いかな?」「大きすぎて口に合わないかな?」と感じた方もいるかも知れません。
ワークショップは、この日で終わりましたが、みなさんにぴったりのスプーンの完成はこれからです。何度か口にスプーンを運んでみては、木を少し削ってみる。そして、さらに使い込んで、だんだんと自分になじんでいく愛着のある木のスプーンが出来上がるでしょう。

ワークショップ初日に葛西さんは、「身近なものであるスプーン作りを通じて、暮らしを見つめ直すワークショップにしたい。」とおっしゃいました。普段生活していると見逃してしまいそうになりますが、私たちの身の回りにある“モノ”が出来上がる過程には、たくさんの工程や、様々な人の手や考えが繋がって1つのものになっているのだと、葛西さんからメッセージをいただいた気がします。

実は、今回のワークショップで葛西さんが何よりも楽しみにしていたのは、最後に参加者のみなさんとテーブルを囲んでシチューを食べること。手作りのシチューと手作りの木のスプーンが並んだ食卓は、笑顔でいっぱいになりました。
葛西さん、ごちそうさまでした。