シャガールの『アレコ』 ~第3幕とのお別れの前に

2006年12月14日

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シャガールの『アレコ』 ~第3幕とのお別れの前に

12月13日(水)、美術館シアターにおいて普及プログラムのアート入門「シャガールの『アレコ』~第3幕とのお別れの前に」を開催しました。
シャガール展の担当学芸員高橋しげみが、スライドを見せながらアレコ全4幕について、過去のキリスト教の宗教画や伝統などに基づいているのではないかと解説。それぞれの背景画が起承転結となっており、第3幕は「転」にあたり、その中に描かれている「釜」、「魚」、「逆さまの白樺」の3つの印象的なモチーフについて他のシャガール作品に描かれているものと比較しながら更に詳しく解釈をしました。
4幕全てを同時に鑑賞できるのは1月8日まで。「色彩だけに演じ語らせたかった」というシャガールの世界をお楽しみください。