鑑賞サポーター募集説明会を開催します

2018年1月8日

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鑑賞サポーター募集説明会を開催します

青森県立美術館では、子どもたちの作品鑑賞をサポートする「鑑賞サポーター」(ボランティア)を募集します。

当館では、来館した児童・生徒に対して、対話を通して鑑賞を深めるギャラリートーク(対話型鑑賞)を実施しています。「鑑賞サポーター」は、このギャラリートークの進行役として、美術作品を見て感じたことや考えたこと等について対話をしながら、児童・生徒が鑑賞を深める手助けを行うスタッフです。
子どもたちの心に残る作品や発見があればという思いで取り組んでいただいております。

対話型鑑賞とは、1980年代半ばに、アメリカのニューヨーク近代美術館で子ども向けに開発された美術の鑑賞法で、英語ではVTS( Visual Thinking Strategies :ビジュアル・シンキング・ストラテジー)と呼ばれます。作品の意味や技法、作者に関することなど、美術の知識をもとにして作品と向かい合うのではなく、作品を観た時の感想や、そこから想像されることなどをもとにして、グループで話し合いをしながら、その対話を通して鑑賞を行う方法です。
想像力や自分で考える力を育てること、自分の考えを話す力や他人の話を聴く力といったコミュニケーションの能力を育てることを大きな目的にしています。

当館で実施している対話型鑑賞でも同じく、解説や知識を与えるものではなく、子どもたち自身の気づきや感想をひろいあげ、共有することにより、深い学びや鑑賞につながるよう声をかけ、自分で考えることを促します。鑑賞をたのしむ、きっかけづくりを行っています。

子どもから言葉を引き出すための研修など、教育普及担当職員がサポートしますので、一緒に鑑賞サポーターとして、活動してみませんか?
「対話型鑑賞ってわからないんだけど…」、「美術の専門的な知識は必要なの?」などの質問を、よく聞きます。やってみたいけど、わからないことが多いという方にも募集にあたり説明会を開催しますので、詳しい活動内容を知りたい方やご質問等がある方はぜひご参加ください。

日時:平成30年1月14日(日) 10:00 – 11:30
場所:青森県総合社会教育センター 第2多目的研修室