プロジェクト担当学芸員から八角堂というスペースの魅力、プロジェクトの開催に至るまでをお話ししました。
まずは建築について、八角堂の「八」という数字はどこからきているのか、屋根のない空間のもつ意味、奈良氏の八角形の作品に寄せる思いについてです。
彼の作品の中にある八角形の作品、それとともに表現される水。水とは作品のなかでどんな意味をもたらすのか?奈良氏とプロジェクトに一緒に携わってきた学芸員の視点から見た解説は大変興味深いものでした!
更に、八角堂を囲むトレンチについて、以前行った建築家・青木淳さんと画家・杉戸洋さんの「the south side プロジェクト」で八角堂にレモンが乗った企画のお話など、八角堂を取り囲む空間の魅力についても語りました。
講話のあと、実際に八角堂と周辺スペースも参加者全員で見に行くと新しい発見がまだまだありました!八角堂の小窓から見える風景や屋根のない空間、学芸員のお気に入りの場所!も案内しながら和やかな雰囲気で鑑賞が行われました。
解説を聞いてから見るとまたイメージも一新!
PHASE第二期展示「イマイマスメロン」の作家・伊藤早樹子さんの作品では、作品の植物に水やりをしていることをお話すると、ゼミ参加のお客様から「毎日、変化している作品なんですね!」と鑑賞を楽しんでいる様子がうかがえました。
伊藤さんの目線から見た作品のなかの青森らしさ、風景の感じ方なども体感できる空間ではないでしょうか。
また、三期に渡って展示を行う作家さんの魅力についてもお話いただき、まだまだ魅力たっぷりのプロジェクトです。奈良美智氏やプロジェクト参加作家の方々と煮詰めてきたプロジェクトの意気込みや熱意がひしひしと感じられます。
学芸員のお話に耳を傾けているお客様と一緒に作品の世界に入り込んだ素敵な時間でした!
まだまだ熱の冷めやらぬプロジェクト!ぜひ、新しい発見を探してみてはいかがでしょうか!!