画像:フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活展
展覧会チラシ (PDF/1.4MB)

2012年4月7日 (土) – 6月3日 (日)

休館日:
5月14日 (月)
開館時間:
4月7日 – 5月31日 9:30 – 17:00
入館は16:30まで
6月1日 – 6月3日 9:00 – 18:00
入館は17:30まで
観覧料:
一般1200 (1000) 円、高大生700 (600) 円、小中生300 (200) 円
※( )内は前売および20名以上の団体料金。
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料。
※小・中・特別支援学校の児童生徒及び引率者が、学校教育活動として観覧する場合は無料。

前売券発売所:
ローソンチケット(Lコード24816)、チケットぴあ(Pコード 765-015)

青森市:
青森県立美術館、青森県立美術館ミュージアムショップ、サンロード青森、イトーヨーカ堂青森店、さくら野百貨店青森店、成田本店しんまち店、青森県庁消費生活協同組合、青森市文化会館、青森市勤労者互助会
弘前市:
イトーヨーカ堂弘前店、さくら野百貨店弘前店、紀伊國屋書店弘前店、日弘楽器、弘前大学生活協同組合
八戸市:
さくら野百貨店八戸店、中合三春屋店
五所川原市:
イトーヨーカ堂五所川原店、ELMの街
七戸町:
鷹山宇一記念美術館

展覧会概要・みどころ

フィンランドの森に住むトロール(妖精)の「ムーミン」は、画家・作家のトーヴェ・ヤンソンが生み出した童話『ムーミン』シリーズの登場人物です。ムーミンが家族や友人と一緒に森で暮らし、厳しい自然環境の中で自由と冒険の精神を育んでいくこの物語は、フィンランドの風土やライフスタイルを学ぶための良きバイブルでもあります。

トーヴェ・ヤンソンが生涯を過ごした20世紀、フィンランドのモダンデザインは、「全ての人々にとって、あらゆる観点から良いデザイン」を追及し、世界に大きな影響を与えました。その根底にあるのは『ムーミン』に描かれたような、「人間と自然との共存」や、「家庭や地域コミュニティでの相互扶助」を重視する、フィンランドの伝統的かつ本質的なライフスタイルに他なりません。

本展では、トーヴェ・ヤンソンの手による『ムーミン』の挿絵原画を展示し、その物語をとおして、フィンランドのライフスタイルについて紹介します。そして、フィンランド人の心の原点である神話的叙事詩「カレワラ」を題材に描いた画家アクセリ・ガレン=カレラや建築家エリエル・サーリネンの作品を通して、フィンランド近代芸術の根幹であるナショナル・ロマンチシズムを俯瞰し、その基礎の上に花開いたフィンランドの国民的建築家・デザイナー、アルヴァ・アアルトの家具やカイ・フランクの食器、マリメッコ社のテキスタイルなど20世紀のデザイン、さらにはエコハウス・プロジェクトなど、現在の公共デザインでの取り組みを紹介し、現代フィンランドのデザインの社会的意義を探ります。

  • 日本初の大規模なフィンランド展
  • ガレン=カレラらの美術作品を通じて、フィンランドの自然と風土を紹介
  • トーヴェ・ヤンソンの『ムーミン』原画と、日本初公開の油彩画を展示
  • アアルト、カイ・フランク、マリメッコのデザイン・プロダクトを多数展覧
  • エコ、ユニヴァーサル、リサイクルなど、フィンランドの最新の取り組みを紹介
  • 青森の風土に根ざしたエコロジー社会の取り組み〜寒冷地のエネルギーシステム
  • フィンランドのライフスタイルを再現した「森の家」を設営

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展示構成

第1章 フィンランド・デザインの黎明
〜 森に育まれたナショナル・ロマンティシズムと近代

19世紀を出発点とする第1章では、フィンランドの国民的画家アクセリ・ガレン=カレラやその他の作家による、民俗叙事詩『カレワラ』を主題とした絵画を紹介し、ナショナル・ロマンティシズムを生み出したフィンランドの精神と世界観を探ります。
また、ペッカ・ハロネン、エーロ・ヤルネフェルトらの作品を通じて、スオミ(=フィンランド)の四季の風景や自然とともにある人々のくらしを紹介します。
さらに、エリエル・サーリネンの建築やインテリア、ガレン=カレラらがデザインした家具を、作曲家ジャン・シベリウス、小説家アレクシス・キヴィらナショナル・ロマンティシズムを彩った作家達の生活とともに紹介、フィンランドのモダン・デザインにつながっていく作家たちの創造性やライフスタイルを展観します。
ナショナル・ロマンティシズムの作品に見られるフィンランドの自然やライフスタイルは、トーヴェ・ヤンソンの『ムーミン』に描かれた情景とも合致します。本展覧会では、『ムーミン』挿絵などを展示し、『ムーミン』に描かれた世界から、フィンランドのくらしとデザインのキーワードを探ります。また、トーヴェ・ヤンソンの「画家」としての活動にも注目、日本初公開の油彩画2点も出品されます。

  • アクセリ・ガレン=カレラ《ヴァイナミョイネンとアイノ》1890年
    アクセリ・ガレン=カレラ《ヴァイナミョイネンとアイノ》1890年
    個人蔵 photo © Finnish National Gallery/Central Art Archives/Hannu Aaltonen
  • ペッカ・ハロネン《冬の松》1908年 メリタ美術財団
    ペッカ・ハロネン《冬の松》1908年 メリタ美術財団
    photo © Art Foundation Merita
  • トーヴェ・ヤンソン《一家の写真》(挿絵原画)制作・初版1957年
    トーヴェ・ヤンソン《一家の写真》(挿絵原画)制作・初版1957年
    タンペレ市立美術館 ムーミン谷コレクション
    © photo by Jari Kuusenaho / Tampere Art Museum Moominvalley
    © Moomin Characters™

第2章 モダン・デザインの黄金時代
〜 くらしから生まれ、くらしを豊かにする「グッド・デザイン」

自然とともにあるくらし、民俗叙事詩『カレワラ』の神話的世界、ナショナル・ロマンティシズムを土壌に育まれたフィンランドのモダン・デザインは、20世紀中頃に黄金期を迎えます。第2章は、20世紀中盤のデザイン界に革新をもたらし、今日のフィンランド・デザインの礎を築いたデザイナーとブランドの功績を、100点以上のオリジナル・プロダクトとともに紹介します。
アルヴァ・アアルトは、建築、都市計画、家具、ガラス器など多岐にわたるデザインを手がけ、フィンランドのモダン・デザインを世界レベルに押し上げた、20世紀を代表する建築家・デザイナーです。本章では、アアルトの椅子と照明器具を特に取り上げ、オリジナルと現行製品ともに展示、デザインだけでなく成形技術開発に力を注いだアアルトの、今日も愛される「グッド・デザイン」を展覧します。

また、現在もイッタラの人気定番製品である「ティーマ」や「カルティオ」などを生み出したデザイナー、カイ・フランクの陶器とガラス器を紹介し、実用性と美しさ、汎用性を兼ね備えたカレのデザインが日々の食卓にもたらした「豊かさ」について検証します。

そして、世界的なファッション・ブランドであるマリメッコのファブリックと衣裳を草創期の1950年代から円熟期の1970年代まで展示、ヴォッコ・ヌルメスニエミやマイヤ・イソラ、アンニカ・リマラらマリメッコのデザイナーたちが、自由かつ斬新なアイデアで創造したテキスタイルの数々を展観します。

  • アルヴァ・アアルト《アームチェア「パイミオ」》1932年
    アルヴァ・アアルト《アームチェア「パイミオ」》1932年
    アルヴァ・アアルト美術館
    photo © Maija Holma / Alvar Aalto Museum
  • カイ・フラン《食器シリーズ「ティーマ」》
    カイ・フラン《食器シリーズ「ティーマ」》
    現行製品(プロトタイプ1979-1980 年)
    photo by © Iittala
  • マイヤ・イソラ《生地「ウニッコ」》現行製品(デザイン1964年)
    マイヤ・イソラ《生地「ウニッコ」》現行製品(デザイン1964年)
    © Marimekko Corporation

第3章 「グッド・デザイン」で生み出す持続可能な社会
〜 森とともにある都市と、未来のために

第3章では、アアルト大学による太陽光発電エコ住宅《Luukku House》プロジェクトや、HKL(ヘルシンキ市交通局)とHSL(ヘルシンキ広域鉄道)が展開する公共交通でのヴィジュアル・デザイン、イテラ社(フィンランド郵政)のコミュニケーション・デザインの取り組み、アルテックの2nd Cycleプロジェクトなど、2000年代の活動を取り上げます。「グッド・デザイン」が「持続可能な社会」の実現につながっていくという、フィンランドのデザイン理念と国際社会に向けた提案を、最新のデザインの取り組みを通じて紹介します。
また、青森会場独自企画として、フィンランドと同じく北国の寒冷地域である青森県におけるエコロジー社会への取り組みを、弘前大学北日本新エネルギー研究所の協力のもと展示します。
北日本地域に豊富に存在する再生可能エネルギー資源を最大限利用し、暖房・融雪等の熱需要の多い寒冷地のコミュニティにおける高効率でスマートなエネルギーシステムの開発を行っている同研究所の取り組みを、パネルや装置の展示を通じて紹介することで、未来の青森県のスマートコミュニティのヴィジョンを提示します。

  • アアルト大学建築学部木工コース《Luuku House 完成予想レンダリング》
    アアルト大学建築学部木工コース《Luuku House 完成予想レンダリング》
    2010年 © Aalto University, Department of Architecture, Wood Programme
  • サンナ・タスキネン(切手デザイン)
    サンナ・タスキネン(切手デザイン)
    《ミニチュア・シート切手「カイ・フランク生誕100 年」》 2011 年
    フィンランド郵便博物館 © Post Museum,Helsinki
  • アルヴァ・アアルト+アルテック社《2nd Cycle プロジェクトで収集したスツール》
    アルヴァ・アアルト+アルテック社《2nd Cycle プロジェクトで収集したスツール》
    製造1935年以降、プロジェクト開始2007年
    photo by © ARTEK

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関連企画

トークセッション「ムーミンが住む森の生活」

4月7日(土) 13:30-15:30

場所:
青森県立美術館シアター
トーカー:
エリナ・ボネリウス(タンペレ市立美術館ムーミン谷コレクション学芸員)
橋本優子(宇都宮美術館主任学芸員)
池田亨(青森県立美術館学芸主幹)

ワークショップ「マリメッコ生地でファブリックパネルをつくる」

(1) 4月11日(水) 10:30 – 12:00 【定員に達したため受付終了】
(2) 4月30日(月・祝) 10:30 – 12:00 【定員に達したため受付終了】

定員:
各日定員30名 ※要申込
参加費:
2,000円〜 ※布の種類によって金額が異なります。
講師:
あおもりインテリアコーディネーター倶楽部

ワークショップ「あおもり犬をつくろう フィンランド展ver.」

樹脂粘土であおもり犬と、ムーミンのキーホルダーを作ります。
5月12日(土) 13:30 – 16:00

定員:
30名 ※要申込 【定員に達したため受付終了】
参加費:
1,000円

学芸員によるギャラリートーク

会期中毎週日曜日 14:00 – 15:00

ナイトミュージアム

5月28日(月) – 31日(木) 17:30-21:00
6月1日(金) 18:30 – 21:00

観覧料:
本展を特別料金にて観覧いただけます。
一般:通常料金1,200円 → 特別料金1,000円

*ナイトミュージアムはフィンランドのくらしとデザイン展の特別企画です。この時間帯、一部の常設展はご覧いただけませんのでご了承ください。

講演会:北欧デザインの中のフィンランド・モダンデザイン

日本における北欧家具の第一人者で「生活デザイン」の提唱者である武蔵野美術大学名誉教授・島崎信先生をお招きして、北欧デザインのこと、特にフィンランドのモダンデザインについてお話と、本展覧会のギャラリーツアーを開催します。
5月16日(木) 15:00 – 17:00

参加料:
ギャラリーツアー+講演会 1500円(定員30名)
講演会のみ 500円
お申込み先:
あおもりインテリアコーディネーター倶楽部事務局
主催:
公益社団法人インテリア産業協会 東北支部

あおもり北欧フェア

4月1日(日)-6月3日(日) ※店舗により異なります

青森県内のカフェや菓子店ではフィンランドや北欧をイメージした創作菓子やパン、雑貨店では北欧の雑貨や文具などを提供します。
※ギャラリートーク・ワークショップ時に託児サービスを実施します。(要申込)
※ワークショップのお申し込みは開催1ヶ月前より(休館日の場合は翌開館日より)、電話のみにて受け付けます。

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事業概要

名称:
フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活展
会期:
2012年4月7日 (土) - 6月3日 (日)
開館時間:
4月7日 - 5月31日 9:30 - 17:00 (入館は16:30まで)
6月1日 - 6月3日 9:00 - 18:00 (入館は17:30まで)
会場:
青森県立美術館企画展示室
主催:
フィンランドのくらしとデザイン展実行委員会(青森県立美術館、青森朝日放送、青森県観光連盟、あおもりデザイン協会、あおもりインテリアコーディネーター倶楽部)
協賛:
株式会社千葉室内
後援:
フィンランド大使館、フィンランドセンター、東奥日報社、陸奥新報社、デーリー東北新聞社
特別協力:
フィンエアー
協力:
アルテック社、イッタラ(フィスカース・グループ)、株式会社スキャンデックス、マリメッコ社、株式会社ルック、株式会社タトル・モリ エイジェンシー、社団法人日本フィンランド協会、小海フィンランド協会、株式会社 竹尾、弘前大学北日本新エネルギー研究所、青森県菓子工業組合、青森市タクシー協会、深浦町
企画・運営協力:
株式会社キュレイターズ
企画協力:
宇都宮美術館

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