ROBOTS and the ARTS: Visual Images in the 20th Century Japan

2010年の夏、青森県立美術館は「ロボット」一色に染まります。
「ロボットと美術」と夏休みイベント「こども美術館デー」が同時開催!
中学生以下は企画展、常設展含めて全館無料となります。
さあ、様々なロボットたちに会いに来ませんか。

画像:ロボットと美術 機械×身体のビジュアルイメージ
展覧会チラシ (PDF/1.35MB)

会期:2010年7月10日 (土) - 8月29日 (日)
会場:青森県立美術館 企画展示室

開館時間:
9:00 - 18:00 (入館は17:30まで)
休館日:
会期中無休
観覧料:
一般 1000 (800) 円
高大生 700 (500) 円
小中生以下無料
※( ) 内は前売および20名以上の団体料金
※心身に障がいがある方と付添者1名は無料

前売券発売所:
チケットぴあ (サークルKサンクス、ファミリーマート等) 、ローソンチケット、青森県立美術館ミュージアムショップ他
※5月29日 (土) より7月9日 (金) まで販売

本展概要

今日の日本では、産業や医療の現場から漫画・アニメ等のフィクションに至るまで、社会のあらゆる場面でロボットが重要な役割を果たしています。なかでも人の形をした「ヒューマノイド」は、美術をはじめとする諸芸術において身体の表現と結びつき、独自の展開をとげてきました。本展はロボットと美術とのかかわりの歴史を紹介し、その文化史的意義を問うものです。「ロボット」という言葉は1920年、チェコの文学者カレル・チャペックの戯曲『R.U.R.』において、初めて登場しました。その後、新しい芸術運動や科学技術と結びついたロボットは、20世紀初頭の文化を華やかに彩るスター的存在となります。ロボットは同時代の日本にも到来し、1924年には築地小劇場が『R.U.R.』を翻訳上演、1928年に開催された大礼記念京都博覧会には「學天則」というロボットが出品されました。戦後、ロボットは大衆文化において、なくてはならない存在となりました。ロボットをモチーフにした漫画やアニメは娯楽作品としてだけでなく、ヒューマニズムや、時に反体制的なテーマも扱う、深く重厚な物語にまで発展しました。そうしたロボットのイメージは、現代の様々な分野における研究者やクリエイターに大きな影響を与えています。本展は、20世紀に生み出された「ロボット」をメインモチーフとしてとりあげることにより、科学技術と芸術、そして私たちの身体観の相互的な結びつきを明らかにしようとする試みです。


小松崎茂《パトロールロボット》
株式会社バンダイ蔵

東郷青児《帽子をかむった男(歩く女)
名古屋市美術館蔵
相澤次郎《モデルロボット「五郎君」》
財団法人日本児童文化研究所蔵

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展示概要

序章:ロボット以前 動く「ひとがた」の夢

カレル・チャペックの戯曲『R.U.R.』で「ロボット」という言葉と概念が生まれる以前から、ロボットのようなモチーフは神話や伝承、物語に数多く登場し、また実際に制作も試みられていました。ここでは文献資料をもとに、人々が動く「ひとがた」をどのように夢想してきたかをふりかえります。


第一部:戦前 ロボットの誕生と同時代文化

ロボットの概念が移入された1920、30年代の日本では、科学、文学、演劇、美術といったあらゆるジャンルにロボットが登場しました。美術の分野では、ロボットはまずSF小説の挿絵や風刺漫画に登場し、やがて広告デザインやタブローにも描かれるようになりました。非現実的な「ひとがた」であり、かつモダンなイメージを持つロボットは、新しい時代のアイコンとしてもてはやされました。また、ロボットそのものを描いていなくても、幾何学的造形による人体表現、機械と人体とを組み合わせた表現などが登場したことは、ロボットを生んだ時代の精神を表していたといえるでしょう。やがてロボットは、子ども向け雑誌や漫画、広告等でも頻繁に取り上げられ、子ども文化に不可欠な存在となりました。このコーナーでは日本の戦前・戦中期のロボットのありようを紹介するとともに、ロボットを受容した社会の一面を示す20世紀初頭の美術作品を展示します。


第二部:戦後Ⅰ 大衆文化の興隆と戦後アートの動向

戦後日本のロボットは、大衆文化の中で大きく発展しました。《鉄腕アトム》《鉄人28号》から《機動戦士ガンダム》に至るロボットコンテンツは多くの支持を集め、現在では日本独自の文化として海外でも高く評価されています。一方、戦後美術においては、具体的なかたちとしてロボットが表されることは少なかったものの、戦前に引き続き、その概念や思想を内包した表現を見いだすことができます。このコーナーでは、漫画やアニメ、玩具を中心とする資料とともに、戦前の動向を引き継いだ美術作品を展示し、ロボットと戦後美術、そして大衆文化がどのように息づいているかを検証します。


第三部:戦後Ⅱ ロボットイメージの現在 ロボティクスからアートまで

20世紀末には、大衆文化としてのロボットが大きく展開するとともに、現実の二足歩行ロボットの技術も長足の進歩を遂げました。これらの成果を踏まえ、ロボットと通じて人間を理解しようとする研究が登場したり、社会におけるロボット的なるもののあり方を考える現代美術作家やデザイナーが登場しました。このコーナーでは、ロボティクス(ロボット学)として進歩を続けるロボット研究の成果を資料等で紹介するとともに、ロボット文化の多様な発達を反映した美術作品を展示し、現代日本の文化にロボットがどのように息づいているかを検証します。あわせて日本のアニメーションにおいて重要なモチーフとなっているロボットをテーマにした本展オリジナルのアニメーション作品も上映いたします。

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関連企画

[プレイベント]


オープンアトリエ:「ロボットプラモを作ろう!」

ロボットプラモを素材に、プラモデルの作り方を学びましょう。工具の使い方、基本工作から塗装まで講師が丁寧に指導します。完成した作品は展覧会の会期終了まで美術館内に展示されます。さあ、みんなもカッコイイ完成品を作ろう!さらに期間中は、ワークショップBを無料開放します。ワークショップに参加していない方もプラモデルや工具を持ち込んで自由に作品を製作することができます。

日時:
6月13日 (日)、19日 (土)、20日 (日)
各13:00 - 17:00 ※3回連続
講師:
島脇秀樹 (プロモデラー)
場所:
ワークショップB
定員:
小学生以上10名
参加料:
無料
申込:
電話にて6月11日 (金) までにお申し込み下さい。
※原則3回連続で参加できる方とします。
※定員になり次第締め切ります。

※製作するロボットプラモデルの種類は選べません。なお製作に際しては刃物や溶剤等を使用しますので、その旨ご了承ください。なお、お手持ちのプラモデル用工具 (ニッパー、ヤスリなど) を持参ください。


ワークショップ:上田信「ロボットイラストの描き方」

ロボットと美術展出品作家であり、同時期に常設展示で開催される×Aプロジェクトでも個展が開催中の上田信氏によるスライドレクチャー&ワークショップです。上田氏は青森県生まれ、中学校卒業後に上京し、小松崎茂へ弟子入りして絵を学びました。プラモデルの箱絵から雑誌のイラスト等まで幅広く活躍する日本を代表するイラストレーターです。戦車、飛行機からガンダムまで、上田氏自身に作品を紹介していただき、あわせてロボットイラストの描き方を指導していただく講座です。

日時:
6月27日 (日) 14:00 - 17:00
講師:
上田信 (イラストレーター)
場所:
ワークショップA
定員:
20名
参加料:
無料
申込:
電話にて6月26日 (土) までにお申し込み下さい。
※定員になり次第締め切ります。

[会期中のイベント]


シンポジウム:「ロボットと美術」展とは何か

青森県立美術館を皮切りに静岡県立美術館、島根県立美術館へと巡回する本展。その立ち上がりを記念した各美術館の担当学芸員によるシンポジウムです。これまでにない新しい切り口でロボットを検証する本展のコンセプトや、展覧会に込めた想いなどについて語り合います。

日時:
7月10日 (土) 14:00 - 15:30
パネリスト:
川西由里 (島根県立石見美術館主任学芸員)
村上敬 (静岡県立美術館上席学芸員)
工藤健志 (青森県立美術館学芸主幹)
会場:
ワークショップA
聴講料:
無料
申込:
不要

横尾忠則記念講演会

日時:
8月1日 (日) 14:00 - 15:30 (開場13:30)
講師:
横尾忠則 (美術家)
会場:
シアター (定員200名、当日先着順)
聴講料:
無料
※ただし、ロボットと美術展のチケット (半券可) と、整理券が必要となります。整理券は、11:00よりシアター前にて配布いたします。定員になり次第、配布を終了いたします。

上田信記念講演会

日時:
8月15日 (日) 14:00 - 15:30 (開場13:30)
講師:
上田信 (イラストレーター)
場所:
シアター (定員200名、当日先着順)
聴講料:
無料
申込:
不要
※定員に達し次第、入場を締め切ります。

[こども美術館デー]


ロボット展併設企画「ロボ美+ (プラス)」

「こども美術館デイ」期間中の20日間、コミュニティギャラリーがロボット展に関連したイベントを楽しめるスペースに!ロボットとふれあえるイベントや、プラモデルの展示コーナーなどをお楽しみください。

期間:
7月27日 (火) - 8月15日 (日)
場所:
コミュニティギャラリー
参加料:
無料

1. ロボットを動かす体験コーナー「GO GO ! ROBOTS」

弘前大学のロボティクス研究会のみなさんがロボットの操作方法を教えてくれる体験コーナー。ふだん、なかなか体験できないロボットとのふれあいを楽しみましょう。

日時:
7月31日 (土) 、8月1日 (日) 、6日 (金) 、7日 (土) 、8日 (日) 、13日 (金) 、14日 (土) 、15日 (日)
各回10:00 - 12:00/15:00 - 17:00
対象:
小学生以上
※ 小学校低学年については、保護者の同伴が必要です
協力:
弘前大学ロボティクス研究会

2. ロボットプラモデル展示コーナー「PLASTIC ROBOTS」

県内在住の模型愛好家によるロボットプラモの展示コーナー。どの作品もプラモデルとはおもえない完成度です。プラモデル製作の参考にしてみては?

日時:7月27日 (火) - 8月15日 (日)

3. ロボット展関連資料閲覧+落書きコーナー「SUKI SUKI ! ROBOTS」

ロボット展に関連した本や漫画、DVDなどを見ることのできるコーナー。大きな紙にロボットの落書きもできます。思い思いのロボットを自由に描いてみましょう。

日時:7月27日 (火) - 8月15日 (日)

ワークショップ 「ロボ美オリジナルロボットペーパークラフトを動かそう!」

ロボットと美術展オリジナルのペーパークラフトを使って、動くロボットをつくります。講師が、工作の基本、コツを丁寧に指導します。いつでもお家にあるものを使って、動力を作るので、夏休みの宿題のヒントになるかもしれません…

日時:
7月11日 (日) 13:00 - 16:00
場所:
ワークショップAと創作ヤード
講師:
飛内源一郎、鳴海琢也
対象:
小学生以上
定員:
20名
参加料:
無料
申込方法:
電話、FAXにて7月10日 (土) までにお申し込み下さい。

ワークショップ 「鉄板でつくろう!ロボットオブジェ」

ロボットの部品となる鉄板をひたすらたたき続けるワークショップ。去年、当館の×Aプロジェクトに出品した彫刻家、首藤晃さんを講師に、みんなでひとつのロボットオブジェをつくります。パーツに、自分の名前を刻印したものを、首藤さんが組み立ててロボットの完成。ワークショップBが、ロボット工場に早変わり。できあがったロボットは、会期中B2F総合案内前に展示されます。

日時:
7月24日 (土) 9:00 - 17:00 ※お昼休憩をはさみます
場所:
ワークショップB
講師:
首藤晃 (彫刻家・青森中央短期大学准教授)
対象:
中学生以上、大人大歓迎
定員:
20名
参加料:
無料
申込方法:
電話、FAXにて7月24日 (金) までにお申し込み下さい。

おはなし会 「『R.U.R.』 - ロッサムさんのロボット工場」

チャペックの戯曲『R.U.R.』を、青森中央短期大学のみなさんが、わかりやすく紙芝居にしてくれます。「ロボット」という言葉が初めて登場したこの作品をぜひ、親子で味わってみてはいかがですか?

日時:
7月25日 (日)
10:30 - / 11:30 - / 13:30 - / 14:30 -
※各回15分程度。上記の時間が確実ですが、その他にも、15:00までは適宜、紙芝居してくれる予定です。
場所:
コミュニティギャラリー
講師:
木戸永二 (画家・青森中央短期大学助教)、青森中央短期大学学生のみなさん
対象:
どなたでも
申込:
不要
協力:
青森中央短期大学幼児保育学科

ワークショップ 「夏休みわくわくロボット工作教室 ― メカ・マンモスをつくる ― 」

メカモンモスは古代と未来をつなぐロボット。首をふる仕組みはどうなっているの?四本の足を交互に動かして歩けるのはなぜ?そんな疑問も楽しく工作すればきっとわかるはず。工作しながら、ロボットの体を動かす仕組みについて学びましょう!

日時:
8月8日 (日) 13:30 - 17:00
場所:
ワークショップA
講師:
野坂佳孝 (十和田市立法奥小学校教諭)
対象:
小学生以上
定員:
30名
参加料:
無料
申込:
電話、FAXにて8/6 (金) までにお申込下さい。
協力:
株式会社タミヤ

こどもギャラリーツアー 「ロボ美×タイムトラベル」

美術館スタッフと一緒にロボット展を鑑賞しましょう。

日時:
7月31日 (土)
8月2日 (月)、3日 (火)、4日 (水)、5日 (木)、6日 (金)、7日 (土)、14日 (土)、21日 (土)、22日 (日)
11:00 - / 14:00 -   (各回40分程度)
場所:
企画展示室
案内:
美術館スタッフ
対象:
小学生 - 中学生程度
定員:
各回20名程度
参加料:
無料
※ただし、高校生以上はロボット展のチケットが必要です
申込:
不要※当日B2F総合案内前にお集まりください
※10名以上で参加される場合は事前にご相談ください

ドラマリーディング“あらしのよるに”

ヤギのメイとオオカミのガブの友情を描いた、きむらゆういちの代表作の一つ「あらしのよるに」 (作:きむらゆういち 絵:あべ弘士)を、声と映像、そしてさまざまな効果をつかってドラマリーディングで上演します。

日時:
8月7日 (土)、8日 (日)21 (土)各回14:00開演
場所:
シアター
構成・演出:
長谷川孝治 (青森県立美術館舞台芸術総監督)
出演:
青森県立美術館ドラマリーディングクラブ
対象:
どなたでも
定員:
各回200名 (当日先着順)
参加料:
無料
申込方法:
当日

サポートスタッフ自主企画 “音とロボットの夏休み2010”

コミュニティホールに、絵本、色紙コーナーを設置、ミニライブも開催します!期間限定の小さなカフェもありますので、ごゆっくりお過ごし下さい。

日時:
8月14日 (土)、15日 (日)10:30 - 16:00
場所:
コミュニティホール

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事業概要

名称:
ロボットと美術 機械×身体のビジュアルイメージ
会期:
2010年7月10日 (土) -8月29日 (日)
開館時間:
9:00-18:00 (入館は17:30まで)
会場:
青森県立美術館企画展示室
主催:
ロボットと美術展実行委員会 (青森県立美術館、青森朝日放送、陸奥新報社)
後援:
青森県教育委員会、NHK青森放送局、エフエム青森、青森ケーブルテレビ
助成:
財団法人地域創造
協賛:
静岡模型教材共同組合、株式会社タミヤ
協力:
株式会社キャラアニ

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お問い合わせ先

ロボットと美術展実行委員会事務局 (青森県立美術館内)

青森県立美術館
〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel 017-783-3000
FAX 017-783-5244

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