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第1回(8/24)

テーマ:開館記念展
1「シャガールのアメリカ時代」 高橋しげみ(県文化振興課)
県立美術館の開館記念展第一弾として、青森県が収蔵するマルク・シャガールのバレエ「アレコ」の背景画を核としたシャガール展を準備中です。「アレコ」の背景画は、シャガールが第二次世界大戦中、アメリカに亡命していた時期に制作されました。企画中の展覧会は、このシャガールのアメリカ時代をテーマにしています。展覧会に先駆けて、シャガールのアメリカでの活動についてお話します。2「縄文の力、芸術の力」 工藤健志(県文化振興課)
縄文の精神性は現代にどのような影響を与えているのでしょうか。美術作品や文学作品を「縄文」という視点から読み解くことで、縄文的な要素が現代にどういった形で継承されているのかを探ります。そこから導き出されるいくつかのキーワードをもとに、開館記念展「縄文と現代」(仮称)のコンセプトを解説します。

第2回(8/31)

テーマ:棟方志功
「志功四講」
・武田公平(棟方志功記念館)(ミニ講座&トーク)
・若井秀美(棟方志功記念館)(ミニ講座&トーク)
・對馬恵美子(県立郷土館)(ミニ講座&トーク)
・菅野 晶(県文化振興課)(ミニ講座&トーク)
・三好 徹(県文化振興課)(司会)
青森が生んだ「世界のムナカタ」。しかし、名前の知名度に比べると、その画業の全体像は未だ十分に研究されているとはいえません。「志功を知りたければ青森県の美術館に行こう」といわれることを目指して、県立美術館では作品はもちろん、その人間像を捉えることができる資料の収集をはじめとするさまざまな取り組みを行います。今回は4人の講師とともに、多彩な切り口で志功像を捉えるミニ講座とトークで、棟方志功研究の将来を展望します。

 

第3回(9/7)

テーマ:映画・映像
「美術館のヌーヴェルヴァーグ(新しい波)」
・三上雅通(なみおか映画祭ディレクター、弁護士)(トーク)
・松尾孝子(あおもり映画祭実行委員会 委員長)(トーク)
・立木祥一郎(県文化振興課)(基調報告&トーク)
 青森県の美術館は、絵画や彫刻だけではなく映画・映像といった今日的な表現ジャンルに積極的に取り組みます。新しい美術館で、どのように映画が創造され、それがなにをもたらすのか。時代の転換期、ゴダールやトリュフォーたちが映画を革新したヌーヴェルヴァーグ(新しい波)のごとく、青森県の美術館が切り開く、表現創造の可能性、新しい時代の波について、ゲストを交えて語り合います。
 

第4回(9/14)

テーマ:コレクションとアートプロジェクト
1「青森県立美術館コレクション・ヴァーチャルツアー」
・池田亨(県文化振興課)
企画展・特別展とともに、美術館の展示のもうひとつの核は美術館のコレクションの常設展示です。
エントランスからアレコ展示室をへて、各室に展開する常設展示の流れをおいながら、県立美術館のコレクションとして収集された青森県の生んだ芸術家たちの作品や、ゆかりの作家の作品について紹介していきます。
2「美術館の周辺について」 
・板倉容子(県文化振興課)
青森県立美術館(仮称)開館プレイベントとして行われてきた「キッズ・アートワー ルド」のこれまでの記録を紹介しながら、美術館が目指す活動の中でも、美術という分野から少しだけ離れた活動のことについてお話しします。これまで「キッズ」に参加したアーティストの中には、美術以外の分野で活躍している人達も少なくありません。彼らがおこなってきた活動を、これからの美術館活動との関連性の中で考えます。

 

第5回(9/21)

テーマ:美術館の全体像
「新しい美術館作りへの挑戦〜ハードとソフト両面から〜」
・青木淳(青森県立美術館設計者)(基調報告&トーク)
・黒岩恭介(県美術館整備推進監)(トーク)
1999年度実施された国際的なオープン・コンペティションで最優秀に選ばれ、青森県立美術館の設計者となった青木淳が、県立美術館の設計思想と、その具体的な建築をヴィジュアルを豊富に使用しながら解説します。その後、黒岩恭介との対談形式で、ハード、ソフト両面にわたって、21世紀にふさわしい、これからの美術館はどうあるべきか、を視点に、県立美術館のあり方について語り合います。