バレエ・リュスとロシア・アヴァンギャルドの夕べ

先日終了した「舞台芸術の世界」展には多くの皆様にご来場いただきまして、本当にありがとうございました。
さて、展覧会会期中の10月6日に開催いたしました関連イベント《バレエ・リュスとロシア・アヴァンギャルドの夕べ》での鴻英良氏 (演劇批評家・ロシア芸術思想) 講演『ディアギレフからカバコフまで』、そして鴻氏、豊島重之氏 (モレキュラーシアター芸術監督) 、大久保一恵氏 (ダンスアーティスト) によるシンポジウム『バレエ・リュスが今日の芸術にもたらしたもの』のテキストが、豊島氏がキュレーターを務める八戸市の市民アートサポートグループ「ICANOF」HPに現在UPされています。ディアギレフを中心に本展出品作品のことにも触れていただきながら、舞台芸術を中心とした当時のロシア、ヨーロッパの芸術思潮について語っていただいた貴重なテキストとなっておりますので、ぜひご一読ください。

版画集 「アレコ」のことば 完成しました!

10月20日(土)、21日(日)と2日間連続で行われた、銅版画ワークショップで制作した作品をまとめた版画集が完成しました!

どんなワークショップだったかと言いますと、まず最初に、「舞台芸術の世界」展と同時に開催されています、『アレコ』鑑賞のための特別プログラム(※詳しい内容は舞台芸術の世界展のページにてご覧ください。)を見て、聴いて、重要だと思った言葉、気になった言葉、好きな言葉…なんでもいいので言葉を集めてきます。
その言葉から、各々が連想ゲームをしていって、5番目にたどり着いた言葉をかたちで表します。そのかたちを画面に構成し、いよいよ銅版画の制作が始まります。
連想ゲームをすることによって、『アレコ』のことばが、だんだん自分のことばに変わっていきます。おなじ『アレコ』のことばのイメージを受けた作品をつくっても、制作者が違えば、全く違う作品ができていくし、もちろん、『アレコ』の背景幕ともまったくちがったものができますね。
今回は、エッチングという技法の銅版画を制作したので、版を薬品に入れて腐食させている間には、一度につき約30分の空き時間ができてしまうのですが、今回参加してくださった方々は何度も何度も自分の描きたい絵になるまで腐食しては手を加え、また、腐食しては手を加え…と、根気づよく取り組んでいるのを見ていて、「つくりたいものをつくる」のには、とても時間がかかるものだとつくづく思いましたし、参加者の方々にも実感してもらえたのではないかと思いました。
そんなことを繰り返し、2日目には作品の刷りにとりかかりました。版を見ていたときと、実際に紙に刷ったのとでは、雰囲気がずいぶん違うもので、参加者の方々もびっくりされていましたが、これもまた版画のおもしろいところです。刷り上がるまでわからないので、プレス機をまわして刷り上がった紙をめくる時は、毎度、楽しみなような、不安なような、そんなどきどきを味わうことができます。
今回は一人7枚刷ったのですが、刷ってみるたびに、皆さん、インクのふきとり具合をかえてみたりと、思った以上に、銅版画の楽しさを感じていただけたようで、とてもうれしく思いました。
銅版画は、紙を水で湿らせてから刷るので、乾燥させる時間が必要となり、当日作品を持ち帰っていただくことができません。後日郵送いたします♪そのついでという訳ではありませんが、今回は『アレコ』のことばからヒントを得て制作せた作品ですし、みなさんがヒントを得た言葉を、『アレコ』のストーリー順に並べて本を作りました。こうすると、単体で見る作品とはまたひと味違って見えます。先日郵送いたしましたので、参加者の方のお手元にそろそろ到着するのではないかと思います。どうぞ楽しみにお待ちください!

2日間通しとなると、なかなか予定があって参加できない。ということが多いと思いますが、こうやってじっくり自分の作品をつくり、作家さんが一つの作品をつくるときの気持ちをちょっと覗いてみられるような、そんなワークショップを今後も考えていきたいと思いますので、ぜひぜひご参加ください。

2007年10月10日 アート入門「舞台芸術の世界展」

今日は、アート入門の開催日。
毎月第2水曜日に美術館シアターで無料で開催している普及プログラムの今月のテーマは「舞台芸術の世界展」。
展覧会を担当する板倉学芸員が、展示されているデザイン画などを鑑賞する上でイメージが膨らむよう映像を用いて丁寧に解説しました。
ディアギレフは「才能を見極める才能」に優れていて、バレエの中に、舞踊や美術、音楽などそれぞれの専門家を集め、志をひとつにし作品を作り上げていったカリスマプロデューサーでした。
そしてディアギレフのもとで、ニジンスキー退団後に、花形男性ダンサー、そして振付師として活躍したのが、レオニード・マシーン。
そうです!青森県立美術館のアレコホールに展示しているシャガールによるバレエ「アレコ」の振付を担当したのは、レオニード・マシーン。
そして、更に、シャガールは、バレエ・リュスの舞台美術を数多く担当したレオン・バクストのもとで学び舞台芸術の世界に触れているんです。
ロシア的色彩に彩られたバレエ「アレコ」は、バレエ・リュスの精神を新大陸において甦らせようとした試みでもあり、バレエ・リュスは「アレコ」のルーツともいえるのです。
そんな華やかで活気に満ちた当時の舞台芸術を、「舞台芸術の世界展」を通してお楽しみいただきたいと思います。

関連イベント好評開催中!

昨日、舞台芸術の世界展関連イベント、
《バレエ・リュスとロシアアヴァンギャルドの夕べ》が、開催されました。
  • 14:00−14:45は、ダンス公演、
  • 「バレエ・ビオメハニカ/BALLET BIOMECHANICA」
    演出・振付・美術:豊島重之
    出演:大久保一恵ほかモレキュラーシアター
  • 14:50−15:50は、講演
  • 「ディアギレフからカバコフまで」
    講師:鴻英良(演劇批評家・ロシア芸術思想)
  • 15:50−17:00は、シンポジウム
  • 「バレエ・リュスが今日の芸術にもたらしたもの」
    出席:鴻英良・大久保一恵(ダンスアーティスト)
    進行:豊島重之(モレキュラーシアター芸術監督)

    と、長丁場でしたが、たくさんのお客様に来ていただきました。ありがとうございました。
    舞台芸術の世界展がはじまって、1週間たちますが、こうした企画によって、
    ますます充実した内容となって参りました。
    舞台芸術の世界展の会期中、【10月28日(日)まで】まだまだ様々なイベントを用意して
    お待ちしておりますので、芸術の秋、皆様ぜひ、美術館に足をお運びいただきたいと思います。

    本日開催の関連企画

    記念講演会 「バレエ・リュスから『アレコ』へー新しいバレエ世界ー」

    講師:芳賀直子(舞踊研究家)
    場所:青森県立美術館シアター
    時間:14:30−
    先着220席、聴講無料となっております。

    缶バッチガチャガチャ登場!

    舞台芸術の世界展オリジナルグッズとして、Tシャツに続き、缶バッチが登場しました!
    ガチャガチャでは200円、ミュージアムショップでは、バラ売りで210円となります。
    そして!
    ガチャガチャオリジナル特典として、カプセルの中に「あたり」券が入っていたら、
    非売品美術館オリジナルグッズがもらえます!!
    ぜひぜひ、やってみてくださいね。

    缶バッチは、美術館バッチが4種類、舞台展バッチが5種類の、あわせて9種類あります。
    今後も企画展や、イベントごとに、どんどん種類が増えていく予定ですので、チェックしてくださいね。

    ※レトロでかわいいガチャガチャマシーンは、1階総合受付前に設置してあります。

    バレエ・リュスとロシア・アヴァンギャルドの夕べ&「バレエ・リュスから『アレコ』へ - 新しいバレエ世界 - 」

    開催から1週間が経とうとしている舞台芸術の世界展
    10月6日・7日は、バレエ公演や記念講演会などのイベントで盛り上がります!

    ダンス公演+講演+シンポジウム

    《バレエ・リュスとロシア・アヴァンギャルドの夕べ》

    10月6日(土) 14:00 - 17:00(13:45開場)
    場所:企画展示室E
    参加料:鑑賞・聴講無料 *本展の観覧券が必要です
    定員:100名(当日受付・先着順)

    記念講演会

    《バレエ・リュスから『アレコ』へ - 新しいバレエ世界 - 》

    10月7日(日) 14:30 -
    場所:美術館シアター
    講師:芳賀直子(舞踊研究家)
    参加料:無料
    定員:220名(当日受付・先着順)

    『アレコ』鑑賞のための特別プログラム

    アレコホールに常設展示中の『アレコ』背景画を舞台用の特殊照明と音楽を用いたストーリー解説によりご鑑賞いただく特別プログラム(約15分)を実施します。
    会期中の11:00 -、14:00 - *1日2回開催

    また、今日のRAB「@なまてれ」では、展覧会オリジナルTシャツやマトリョーシカグッズなどをプレゼントしますので、要チェックです!!
    そして、7日のRAB「活彩あおもり」のテーマは「舞台芸術の世界」です。
    展覧会の見どころを、たっぷりご紹介します。

    ***** 紹介番組 *****
    放送日時:2007.10.5(金) 15:50 - 17:50
    番組名 :RAB「@なまてれ」

    放送日時:2007.10.5(金) 18:16 - 19:00
    番組名 :RAB「RABニュースレーダー」

    放送日時:2007.10.7(日) 7:45 - 8:00
    番組名 :RAB「活彩あおもり」

    舞台芸術の世界 オリジナルデザインTシャツ 販売開始!

    現在開催中の舞台芸術の世界にちなんでオリジナルTシャツ登場!
    美術館スタッフによりデザインされたTシャツは2種類、各3色。
    サーカスクマのデザインにはロシア語で「舞台芸術の世界 青森県立美術館」と記されています。
    美術館構成主義のデザインは青森県立美術館を模ったものになっています。
    ミュージアムショップで販売しておりますので、是非、お求め下さい。

    ◇デザイン(カラー)
    サーカスクマ(ブラック・オレンジ・ホワイト)
    美術館構成主義(オフホワイト・ホワイト・ブルー)
    ◇サイズ:130cm・150cm・M・L
    ◇価格:各2,200円

    舞台芸術の世界が番組で紹介されます

    ニューヨーク、パリ、ロンドン、サンクトペテルブルク、そして日本国内から集められたデザイン画、当時の舞台衣装、ポスター、上演プログラム、再演映像など約190点の作品資料により紹介する舞台芸術の世界展
    毎週日曜日(7日、21日を除く)には、担当学芸員によるギャラリートークを開催しています。
    30日14:30から、第1回目のギャラリートークを開催。詳しい解説を聞きながら鑑賞してみませんか。

    展覧会の内容について、今日のNHK情報テラスの美術館・博物館情報のコーナーに学芸員が生出演しPRします。
    また、RABニュースレーダーでは、今日から5日間に渡り、作品について紹介されます。お見逃しなく!

    ***** 紹介番組 *****
    放送日時:2007.10.1(月)11:5 - 11:30
    番組名 :NHK東北「情報テラス」

    放送日時:2007.10.1(月) 10.5(金) 18:16 - 19:00
    番組名 :RAB「RABニュースレーダー」

    舞台芸術の世界展 OPEN

    9月29日、9時から舞台芸術の世界展のオープニングセレモニーを開催しました。主催者やサンクトペテルブルク国立演劇音楽博物館チーフキューレーター、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館アシスタントレジストラーの方など8名の方により華やかにテープカット。

    会期中はシャガールの「アレコ」の特別鑑賞プログラムなど関連イベントも行われています。

    また、先着1000名様限定で抽選会を行っています。舞台芸術の世界展のチケットをお持ちのお客様は、1階総合受付に、チケットをお見せください。チケットに、マトリョーシカさんスタンプを押してもらい、1枚につき1回、「くじ引き」ができます。とってもかわいいロシア雑貨が当たります!(はずれても、もれなく素敵な商品がもらえます)

    舞台芸術の世界、いよいよ明日OPEN

    いよいよ明日オープンの舞台芸術の世界展。26日、27日、今日と当時の衣装の着付けやデザイン画などの作品展示が進められています。
    衣装は、舞台上で深く鮮やかな色彩を放つようにデザインされ、ダンサーが踊るために、上質で軽い素材でできています。ダンサーの衣装を丁寧に着付けしてくれたのはロシアのサンクトペテルブルグ国立演劇音楽博物館のチーフキューレーターのタチアナ・ブラソバさん(左写真)。
    宝石のアクセサリーも、本物に見えるように工夫して作られている木製のものなんだそうですが、言われなければ本物の宝石!
    衣装、デザイン画、ポスター、写真、映像などで、お届けする舞台芸術の世界!
    前売りは今日までです!

    直前の模様は、夕方のRABニュースレーダーで紹介されます。