今回で3回目となるXAプロジェクト(4月13日まで開催中)。
今回のプロジェクトでは、青森県内をくまなく歩き、津軽の貧しい農村や厳冬の下北の風景などを撮り続けた小島一郎さんの写真をご紹介するとともに、庄内酪農農業協同組合(現:らくのう青森農業協同組合)が保管する、六ヶ所村の開拓時代の写真を展示しています。
「庄内開拓団」は、戦後の食糧難を克服するために打ち出された国策を受け、昭和22年、山形県庄内郷から青森県六ヶ所村芋ヶ崎地区に入植した人々です。彼らは、幕舎に暮らしながら、家畜や器具も持たないまま、鍬一本で荒涼たる原野を切り開いていきました。自らの手で開墾した地に根付いていく庄内開拓民のたくましい暮らしぶりを、一人のアマチュアカメラマン、川村勇さんが写真に残していました。
厳寒の大地をひたすら歩き、そこで得た身体感覚を、独特の焼きこみによる造形で力強く表現した小島一郎さん、自らも開拓民としてその地に住まい、内側からのまなざしでシャッターを切り続けた川村勇さん。それぞれの方法で、被写体となった土地と真摯に向き合った二人の写真から、写真家の個性と写真における場所の力について考えることができます。

今月の「アート入門」のテーマは「青森と写真」。
担当学芸員が、この二人の写真作品を紹介し、戦前から戦後にかけての青森県の写真の歩みや写真家の個性、被写体としての青森の魅力について考察します。
参加無料ですので、是非、この機会にお越し下さい。

アート入門

テーマ:「青森と写真」
日 時:2008.2.13(水)14:00-15:00
会 場:美術館シアター
参加料:無料

「あおもり犬」の雪の帽子は、成長中です。
by 広報 |  2008年2月7日 15:56  | お知らせ

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