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 9月17日、八戸市にある八戸ポータルミュージアム「はっち」で伊藤二子さんのワークショップ「二子(つぎこ)さんといっしょに絵をかこう」が開催されました。現在85歳の伊藤二子さんは、八戸市で長年活躍してきた造形家です。この日は、八戸市内の10名の小学生のこどもたちが集まってくれました。
 今回のワークショップの会場は、二子さんの個展がひらかれている展示室です。まずはみんなで二子さんの作品をじっくりと見ながら、感想を言い合いました。「きれい」「夕陽みたい」「かっこいい」「光ってみえる」。
 「いのちの形」を追い求める二子さんの絵は、何かすぐに言葉にできる具体的なものをえがいているわけではありませんが、みんな真剣に絵と向きあい、浮かんだ言葉をまっすぐに伝えてくれました。
 その「みんなのことば」をカードに書きとめ、くじびきのように箱に入れ、それぞれに一枚引いてもらいます。誰かが発した偶然に与えられた言葉。その言葉をもとに、今度は自分なりの絵をかいていくのです。
 しかも使う道具は牛乳パックで作ったヘラ。それは、いつも巨大なペインティングナイフで絵をかく二子さんならではのアイデアでした。ふだん使わないような、あつかいにくいものをあえて使うことで、むずかしさをのりこえながらもの作りをすることに挑戦してほしい、という思いからでした。
 最初はなれない道具と、とつぜん与えられた言葉にとまどっていたこどもたちですが、しだいにふくらむ言葉からのイマジネーションにしたがって、牛乳パックのヘラを自由に白いボードに走らせていきます。
 最後には二子さんもびっくりするような絵がずらっとならびました。
 このワークショップをつうじて、地元で活躍するアーティストの世界が、地域にくらすこどもたちに少しでも伝わったかな、と思っています。
 ワークショップに参加したこどもたち10名の作品は、12月の中旬に美術館内に展示される予定です。くわしいお知らせを後日お伝えいたしますので、ぜひご覧ください。
 参加してくださった八戸の小学生のみなさん本当にありがとうございました。 
by 学芸 高橋 |  2011年9月18日 11:55  | 普及プログラム

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