秋のコレクション展展示風景 秋のコレクション展展示風景 高山良策《陸稲と老農婦》
暑さもやわらぎ心地よい芸術の秋となりました。 
というわけで、現在好評開催中の秋のコレクション展の紹介をさせていただきます。
今回のコレクション展は、レンブラントやウィリアム・ブレイクなど当館が誇る版画作品を紹介する「木版画と銅版画-伝統と創造-」、阿部合成の初期から晩年にいたるまでの画業を一覧できる「生誕100年記念 阿部合成の世界」など、見どころがたくさんあります。
そして、ここで紹介する特集「成田亨×高山良策 怪獣・幻想・シュルレアリスム」は、なんと、あのウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンの怪獣デザインとその造型で知られる成田亨と高山良策のコラボレーション!
特撮テレビや映画などサブカルチャーにおける活躍がクローズアップされがちな2人ですが、両者ともに彫刻家、画家というファインアートの領域での仕事を本業としていました。この特集では、アーティストとしての二人の姿がより明確に浮き彫りとなる展示内容になっています。
展示中のデザイン原画をご覧いただくとおわかりいただけるように、成田亨の原画は、どれも彫刻家ならではの量感や構造をとらえる確かなデッサン力が感じられるとともに、バルタン星人やカネゴンなど、その意外性のある形態には、イメージの接合や抽象化、単純化などモダンアートの手法がふんだんに盛り込まれています。
また、ウルトラ怪獣の造型を担当した高山良策ですが、この特集では油彩作品を中心に展示しており、不条理な関係性を創出するシュルレアリスムや幻想性を感じさせるその作風は、本業である画家としての確かな力量を知ることができます。
ファインアートとサブカルチャーの境界を超えて活躍した二人のアーティストの作品をそろってご覧頂けるまたとないこの機会を、ぜひお見逃し無く!!
by 普及スタッフ |  2010年9月23日 17:15  | お知らせ

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