特別展示 棟方志功の三湯仏 ぜひご観覧ください!

三湯仏展示
 棟方志功は青森の蔦温泉、酸ヶ湯温泉、浅虫温泉椿館の三つの湯宿をこよなく愛し、それぞれの宿のために仏画を描きのこしています。
 蔦温泉所蔵の『蔦菩薩』、酸ヶ湯温泉所蔵の『酸ヶ湯薬師如来』、浅虫温泉椿館所蔵の『浅虫温泉如来』の三点は、土用丑の日を挟む9日間の「丑湯祭り」の期間中、各宿で特別公開されていますが、今回、青森県立美術館での『棟方志功とその時代展』の開催を機に、三宿のご厚意により、三点そろって特別公開することとなりました。
 それぞれの温泉の性格をふまえ、棟方志功の熱い思いによって描き分けられた3点の作品は、棟方がしばしば描いた、倭画の手法による女性の姿をとった仏様の中でもひときわ優れた作品となっています。普段ほとんど見ることのできないこの三点が一同に会するのははじめてとなります。この機会をのがさず、是非ご観覧ください。
 展示は常設展示の棟方志功展示室になります。(常設展示の観覧料が必要です。)

キャプション
棟方志功 蔦菩薩 昭和30年代後半頃 紙・彩色    
棟方志功 酸ヶ湯薬師如来  昭和30年代後半頃  紙・彩色  
棟方志功 浅虫温泉如来 1961(昭和36)年 紙・彩色  

9月30日までの期間限定!青森空港発シャトルバスが実証運行中です。(※美術館は降車のみ可)

3月26日(土) - 9月30日(金) 青森空港⇔新青森駅間シャトルバスの実証運行を行っています。青森県立美術館は青森空港からの降車のみの利用となりますが、美術館にお越しになる際は、ぜひご利用ください。


※青森空港シャトルバス 2番のりばから新青森駅 行き
 「県立美術館前」下車(※降車のみ可、所要時間約20分)
※運行ダイヤ 青森空港発11:10、13:10、15:00


運行に関する詳細は、青森県庁ホームページでご確認ください。
青森県庁ホームページ
http://www.pref.aomori.lg.jp/kotsu/traffic/access_jissho_shinaomori.html

あおもり犬の清掃と連絡通路開通のお知らせです

全国の「あおもり犬」のファンのみなさま、お待たせしました!

冬期間閉鎖していた「あおもり犬」に通じる連絡通路を、4月15日(金)より開通します。

それに先だって、4月13日(水)に「あおもり犬」の清掃を行います。
この1年間の汚れをきれいさっぱり洗い落とします。
掃除をされているあおもり犬を見られるのは貴重な体験ですよ♪
ぜひ見にいらしてくださいね。

時間:9:30 - 16:30
※作業の進行状況により早く終了することがあります。ご了承ください。

アレコ2016 「Tchaikovsky/小島一郎」前売り券について

3月19日(土)公演は満席となったため、チケット前売販売・ご予約を終了させていただきます。なお、当日券については、事務局(017-783-5243)までお問い合わせください。3月18日(金)公演については、引き続きチケット販売中です。
http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/79/

2/20市民図書館連携企画「県美土曜ゼミ」を開催しました

会場の様子 本の紹介 講座中
今回は図書に針生一郎「修羅の画家」を取り上げ、テーマを「修羅の画家・阿部合成」に開催しました。
図書「修羅の画家」の著者である針生一郎は反戦などベースに様々な評論をしている方で2010年に亡くなるまで積極的に活動していた評論家です。作中にある阿部合成の生涯の中から、今回は代表作「見送る人々」や故郷と壁画の夢、反戦画家の烙印を押され、自身の出征体験からシベリア抑留体験、親友太宰治との交友、メキシコでの飛躍から晩年の制作に至るまでをポイントにご紹介しました。
 1938年に二科展に出品し、入選した「見送る人々」では、構図にも注目しています。ヒエロニムス・ボッシュ作「十字架を運ぶキリスト」では十字架が、見送る人々では出征を見送る旗が同じような構図で描かれている。また、この作品には阿部合成の自画像も描かれており、このように群集の顔の一部に自画像を描くことは、ボッティチェリの作品にも見られる。このように西洋美術の古典的技術も引用していることが読み取れる。
 この代表作のほかにも1937年から描いている作品には、人々の暮らしの哀しさを表現したものがあり、特に人々が列をなして歩いていくという構図を好んでいたようです。
自らの出征、シベリア抑留を経て帰国後、まもなく太宰治の死の影響もあり無頼な生活からか、更に自分の想いをぶつけたような作風になっていき、1959年から2度のメキシコ滞在を経て、技法にも変化が見られるようになります。この時代の壁画運動に影響を受けたとみられ、細かい砂や石を練り込んで画面に立体感を出している作品があります。
今回の講座では、他にも太宰治の著書「千代女」、「女性」、「風のたより」の装幀や1972年の晩年の作品も画像とともにご紹介しました。

市民図書館との連携企画として予定していた全5回ですが、本講座をもって無事に終了いたしました。回を重ねるごとに参加者の方が増え、たくさんのお客様にご来場いただきました。ありがとうございます。講座終了後にいただいているアンケートには、「また市民図書館との連携企画に期待しています」との声もあり、嬉しく思うとともに、ぜひまた実現できたらなと思います。
各回で取り上げた画家にお会いしたことがある参加者の方もいて、人との繋がりも感じます。最終回では、阿部合成の明の星高校に勤務時代に美術を教わったというお客様もおり、講座の内容を懐かしみながら聞いてくださったようでした。
また、このような機会を企画したいですね♪県美土曜ゼミにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

平成28年度サポートスタッフ(ボランティア)を募集します!

サポスタ サポスタ サポスタ
青森県立美術館では、「サポートスタッフ」と呼ばれるボランティアスタッフの皆さんに、
美術館の様々な事業の運営に参加・協力していただいています。
現在は54名の登録者の方が和気あいあいと活躍してくださっているのですが、
このたび、平成28年度(今年4月 - 来年3月迄)に活動してくださる方を新規募集します!

主な活動内容は、
演劇やコンサートの受付、ワークショップなどのイベント運営のお手伝い、
来館したお客様の館内誘導、広報物の発送作業など。
専門的な知識は特に必要ありません。
参加したい活動の内容や日時を選べるので、ご自分の都合に合わせて参加することができます。

学生の方から一般の方まで、美術に関心のある方も、なにか新しいことを始めたいという方も、
この春から美術館で活動してみませんか?

詳しい募集要項は下記の募集チラシをご覧ください。
ご応募お待ちしています!

宛先・問合せ先

〒038-0021 青森市大字安田字近野185 青森県立美術館 教育普及担当
TEL 017-783-3000(平日9:00 - 17:00)  FAX 017-783-5244

1月市民図書館連携企画「県美土曜ゼミ」を開催しました

本の紹介 作品紹介 会場の様子
今月は、図書に谷崎潤一郎の「鍵」、「瘋癲老人日記」を取り上げ、棟方志功と文学をテーマに解説しました。

棟方志功は多くの作家の詩や小説に挿絵、版画の題材、装丁本などを手掛け、その数は500冊以上あるとのことです。
その中には谷崎潤一郎の作品もあり、彼の小説も様々な画家たちが飾っていますが、なかでも棟方志功の作品を好んだようで、今回取り上げた図書の他に「歌々板画巻」、「夢の浮橋」など多数あります。
棟方と谷崎の関係は、谷崎の小説の挿絵や装丁の他、お互いの表札を書いたという話もあり、とても親しい間柄だったことが窺えます。

今回、聴講されたお客様のアンケートに、「挿絵と本の内容がすごくマッチしている。」「鍵の挿絵の版画は、すばらしいと思った。」と、いうご意見がありました。
ストーリーを具体的に描いた作品だけでなく、登場人物の心情が読み取れるような作品に、その話の世界観に引き込まれていく感覚があります。
この「鍵」、「瘋癲老人日記」も出版によっては棟方の挿絵が使用されていないものもあるので、ぜひ棟方の作品が使われている出版本を読んでみてはいかがでしょうか。

他にも、「志功の挿絵がこんなに多くあるとは思いませんでした。」と、棟方の挿絵を初めて知った方もいらっしゃいました。
棟方志功の挿絵や装丁本は、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」、草野心平の「富獄頌」など、様々あります。今回取り上げた「鍵」、「瘋癲老人日記」は市民図書館の蔵書でもあります。これを機会に棟方志功の挿絵が入った図書を検索してみるのも楽しみですね♪

次回の県美土曜ゼミは、図書に針生一郎の「修羅の画家」、テーマは「修羅の画家・阿部合成」です。今年度予定している最終の回ですので、ぜひご参加ください。

平成28年度博物館(美術館)学芸員実習生の募集について

青森県立美術館は平成28年度の博物館(美術館)学芸員実習希望者を募集します。
受付期間は2016年2月1日(月)-2月29日(月)です。
詳細については、募集要項(下記の表題よりダウンロード可)をご覧ください。

募集要項
博物館実習申込書

お問い合わせ:
青森県立美術館 美術企画課 学芸員実習受付係
住所:〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel:017-783-3000(代表) Fax:017-783-5244

平成28年度鑑賞サポーター新規募集

青森県立美術館では、子どもたちの作品鑑賞をサポートする「鑑賞サポーター」(ボランティアスタッフ)を募集します。
当館では、来館した小中高生に対して、対話を通して鑑賞を深めるギャラリートークを実施しています。
「鑑賞サポーター」は、ギャラリートークをはじめとした作品鑑賞に関するさまざまな活動に参加し、美術作品と鑑賞者との架け橋となるスタッフです。
子どもたちと楽しく鑑賞してみたい!美術館でのボランティア活動に関心がある、そんな方々のご応募をお待ちしています。


1 活動内容
・来館した学校団体へのプログラム実施のサポート(ギャラリートーク、創作プログラムの補助)
・館外に出向いての講座実施など作品鑑賞に関わる業務のサポート

2 活動期間
平成28年4月1日~平成29年3月31日(年度更新制・最長6年間)
主な活動日…水・木・金(一部それ以外の場合もあり)

3 報償等
・報酬および交通費は支給されません。
・自主研修として、常設展及び当館主催の企画展を無料で観覧できます。
・ボランティア活動保険に加入します。(費用は当館で負担)

4 募集人員 10名程度

5 応募要件
・年齢満20歳以上(平成28年4月1日現在)
・心身ともに健康な方
・美術に関心があり、積極的に学び、活動する意欲のある方
・事前研修(平成28年3月14日~18日)および年4~6回程度の研修に参加可能な方
・EメールまたはFAXで連絡が取り合える方(難しい場合は応相談)
・美術館の指示に従い責任を持って上記活動を遂行できる方

6 応募方法
下記応募書類を郵送してください。応募書類は返却いたしません。
封筒には「鑑賞サポーター応募書類在中」と記載してください。
①必要事項を記入した応募用紙(こちらからダウンロード)
②返信用封筒(82円切手貼付、住所・氏名記入)
受付期間 平成28年1月12日(火)~平成28年2月12日(金)
宛先・問合せ先
〒038-0021 青森市大字安田字近野185
青森県立美術館 教育普及担当
電話 017-782-1919   HP www.aomori-museum.jp

7 応募説明会
鑑賞サポーター新規募集にあたり、応募説明会を開催します。
詳しい活動内容を知りたい方やご質問等がある方はぜひご参加ください。
※説明会への参加は任意です。

[開催日程]
①1月16日(土)15:10~16:10  場所:青森市民図書館
②2月5日(金)13:30~14:30   場所:青森県立美術館 大会議室(休館中につき、通用口からお入りください)

8 選考方法
一次選考[書類審査]
・応募書類に基づき審査を行います。
・選考結果は応募者全員に文書で通知します。(合格者には二次選考の面接日時をあわせてお知らせします。)

二次選考[面接:平成28年2月15日(月)~17日(水)]
・一次選考の合格者を対象に、選考員による面接を行います。

青森市民図書館連携企画「県美土曜ゼミ」を開催しました

板極道の紹介 会場 会場2
今月の図書は「板極道」を取り上げ、「わだばゴッホになる~棟方志功の生涯と仕事」をテーマに当館学芸員より解説しました。
「わだばゴッホになる」と言っていたこの言葉、棟方志功の発言としてはとても有名かと思いますが、この「ゴッホ」という言葉が実は「油画」ということと同じだと思っていたという本人談や、また雑誌「白樺」に掲載されたゴッホの「ひまわり」に非常に感動したのでゴッホのように油絵を描くという話だけでなく、その白樺を見るまえから青森裁判所の弁護士控所に給仕として勤めていた棟方の先輩にゴッホの画集を見せられた頃からゴッホを知っていたのではないかなど、この言葉だけでもいくつものエピソードがありました。
他にも東京に住んでいた頃にトイレに絵を描いていた話など、今回は棟方志功の人柄を身近に感じられるようなお話が多くありました。
美術学校に通わずに、独学で繰り返しデッサンを描き練習しているなど大変な努力家の一面もあったようです。そして、海外で評価を受けた作品のスライドを見ながら解説を聞くと世界の棟方と言われる彼の作品をますます見たいと思わずにはいられません。
今回の県美土曜ゼミには、旅行で青森に来て棟方志功記念館にも立ち寄り、更に棟方志功についてもっと詳しく知りたくて会場に足を運んでくれた団体の方もいらっしゃいました。
根強いファンも多いのですね♪
また、市内からお越しのお客様も、今回初めて参加された方が多く、棟方志功について知らないことも知ることができて良かったというご意見もいただきました。

次回も棟方志功関連です。谷崎純一郎の著「鍵」、「瘋癲老人日記」を取り上げ、棟方志功と文学をテーマに行います。
ぜひ、お立ち寄りください★