ごあいさつ

北東北から芸術文化の発信をするために青森県立美術館は三内丸山の縄文遺跡に隣接して建てられました。縄文文化のロマンに思いをめぐらせ、真っ白な美術館が夢と希望を携えて、今まさに、歴史の一頁を刻み始めています。
「心豊かな人生」とはどのようなことでしょうか。私は「どれだけ感動ができた『時間』を持てたか」であると考えています。感動する「こころ」というのは意義深いものであります。
青森県立美術館で「名画に出会う」「名曲を聴く」「演劇に参加する」ことで、生きる意味や、来し方を顧みる『時間』をすごしてください。そこでの内省を通して、いかなる困難をも乗り越えられる強い力を培い、こころの平安を獲得していただきたい、と思います。
白一色の揺籃期 (ようらんき) の美術館をどの色に染めていくか―
私たちは次代を担う若者が享受できる芸術文化を創成する責務があります。そしてまた、その若人らが時を超えてさらなる輝きと誉れある美術館活動を継承できるよう誠実に戦っていきます。
―県民とともに行動する美術館― の精神を常に忘れず、揺るぎない信念で、時を経ても色褪せることのない『時間』を演出し続けてまいります。

director
 館長 鷹山ひばり