青森県立美術館映画上映会「世界に誇る日本のアニメ」

2023年11月18日(土) ━ 11月19日(日)

映画 終了
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青森県立美術館映画上映会「世界に誇る日本のアニメ」

青森県立美術館映画上映会「世界に誇る日本のアニメ」

県立美術館では、11月18日土曜日と19日日曜日の2日間にわたり、日本が世界に誇る劇場用長編アニメ映画4本をシアターで上映します。

11月18日土曜日は、午前10時から「西遊記」を、13時から「太陽の王子 ホルスの大冒険」の2本を上映します。

11月19日日曜日は、午前10時から「長靴をはいた猫」を、13時から「銀河鉄道の夜」の2本を上映します。

今や日本文化の顔となったアニメーション映画。1960年から1985年に制作された厳選映画は、お子様連れにも好評のプログラムです。

 

 

 

 

西遊記

西遊記

「白雪姫」の公開以降ディズニーの長編アニメーションが国際的な市場を席巻するなか、世界有数の規模を誇る近代的な設備と大きな資本力で日本の動画製作を刷新、アニメーション史上に一時代を築いた東映動画(1956年創立)初期の代表作の一つである。日本の長篇カラー・アニメーション第1作『白蛇伝』(1958)、第2作『少年猿飛佐助』(1959)に続き、ヴェネチア国際映画祭で連続受賞している。手塚治虫の漫画(「ぼくのそんごくう」)を原作としてとりあげた点で画期的な作品であり、黒澤明監督の『酔いどれ天使』(1948)などで知られる植草圭之助を脚本に招くなど野心的な試みがなされている。製作にも大きく関与した手塚治虫は、後に自らのプロダクション「虫プロ」を設立、アニメーションの世界に積極的に乗り出すことになる。

太陽の王子 ホルスの大冒険

太陽の王子 ホルスの大冒険

長篇動画における初の色彩化、ワイド・スクリーンの導入などに連なるこの作品では、ゼログラフィ(原画をセルに直接転写するシステム)が全面的に採用された。もっとも、1965年頃から大量生産されたテレビ・アニメーションへと東映動画内における製作の比重が移りつつあるなかで、技術的な質の低下を懸念するスタッフの熱意もあり、企画から完成までに3年半が経過している。反体制的色彩の強いストーリー、少女ヒルダに見られる陰影あるキャラクターなど、このジャンルにおける物語の定型を大きく逸脱しており、ユーモアやギャグの希薄さをめぐる当時の批評からは、この作品が斬新な外観をまとって登場したことがうかがわれる。

長靴をはいた猫

長靴をはいた猫

シャルル・ペローの童話をもとに、井上ひさしと山元護久が脚本を書き、ギャグ監修に中原弓彦こと小林信彦を起用した豪華な布陣で製作された、東映動画の代表作の一つ。猫のペロが家を追い出されたピエールを助けて、国王の娘ローザ姫の婿に売りこむが、魔王ルシファがローザ姫に目をつけて、彼女を奪って城に監禁する。この姫の救出場面が大きな見せ場となる。高い城、その上にそびえる塔、周り階段、吊り橋などを用いた戦いに次ぐ戦い、朝日に溶けていく魔王、その光のなかを落下していくローザ姫とピエール。その二人を鳩の群が救い上げるという場面の連続は、アニメーションならではの醍醐味である。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

宮澤賢治の代表作である童話のアニメーション映画化だが、主な登場人物を猫に仕立てたますむら・ひろしの異色漫画を原案に、脚本に演劇界の巨人・別役実、音楽にYMO解散後の細野晴臣を迎え、『ジャックと豆の木』(1974)などを手掛けてきた杉井ギサブローが演出を務め、一年半の製作期間をかけて完成させた、1980年代日本アニメーション映画の金字塔。公開当時、「十年もたつとこれは名作としての生命をよみがえらす」と述べた映画評論家・淀川長治を始め、多くの映画人から絶賛され、読者選出による「キネマ旬報」ベストテンでも第7位に選ばれている。

開催概要

日時

〇令和5年11月18日(土)

10:00~ 「西遊記」

13:00~ 「太陽の王子 ホルスの大冒険」

〇令和5年11月19日(日)

10:00~ 「長靴をはいた猫」

13:00~ 「銀河鉄道の夜」

※各日受付・開場9:30

会場

青森県立美術館シアター(青森市安田字近野185)

主催

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会、青森県立美術館、国立映画アーカイブ

特別協力

文化庁、一般社団法人日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会、東映株式会社、東宝株式会社

公演に関するお問合せ

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会事務局

〒038-0021 青森市安田字近野185(青森県立美術館内)

TEL:017-783-5243(直通、平日9:00~17:00)

FAX:017-783-5244

E-mail:eiga@aomori-museum.jp

チケットに関するお問合せ

カンフェティ

TEL:0120-240-540(受付時間・平日10:00~18:00)

※WEB予約に関する操作方法等のお問合せはこちらにお願いします。

チケット販売

料金

一日券 一般1,300円/高校生以下800円(税込)

※全席指定、事前購入のみ。

※各種手数料込み。

予約・販売開始

2023年9月13日(水)10:00

WEB予約

http://confetti-web.com/eiga-aomori

・WEB予約は、上映当日の8:00までの受け付けとなります。

・会員登録(無料)が必要です。

・ご希望の座席がお選びいただけます。

・お支払いは、クレジットカードまたはセブンーイレブン店頭払い(払込期限1週間)となります。

・チケットはセブンーイレブン店頭レジにてお受け取りください。(発券期限上映当日9:00)

 

電話予約

TEL:0120-240-540(受付時間・平日10:00~18:00)

・電話予約は、11月17日(金)18:00までの受付となります。

・通話料無料、オペレーターが対応いたします。

・座席はご自身でお選びいただけません。

・お支払いは、セブンーイレブン店頭払い(払込期限1週間)のみとなります。

・チケットはセブンーイレブン店頭レジにてお受け取りください。(発券期限上映当日9:00)

 

ご注意

・ご自身の都合によるお申込み後の変更、取消はできません。

・上映中の撮影および録音は禁止とさせていただきます。

・車椅子で観覧される方は、ご予約の前に事務局にお知らせください。

 

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