展覧会

常設展示の一部をリニューアル

2007年2月28日

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常設展示の一部をリニューアル

2月26日の休館日で常設展示「青森コンプレックス」第3期の一部をリニューアルしました。
橋本花の「卓上静物」から「奥入瀬渓流」へ、日本画の須藤尚義「鶴と牡丹」から工藤甲人の「青雲」「山野光礼賛」へと春らしくなりました。

戦後を代表する日本画家の一人である工藤甲人は、ボッシュやブレイクといった西洋の幻想的な美術に大きな影響を受け、伝統的な日本画を脱した独自の画境をひらきました。創造美術、新制作、創画会を活動の場とし、今年92歳を迎える現在もなお創作意欲は衰えることなくますます盛んで、毎年創画展への出品を続けています。
今年3月21日から県立美術館において開催される企画展「工藤甲人展―夢と覚醒のはざまに―」は、1950年から現在に至る代表作が一堂に会し、過去最大級の回顧展となります。
一足早く今回の常設展示では、工藤甲人の1990年代初頭の屏風作品を紹介しています。