「特集・川島雄三と岡本喜八」


チラシ (PDF/1.8MB)

9月開催の相米慎二監督の特集上映に続き、11月18日(金)から11月20日(日)の3日間に「特集・川島雄三と岡本喜八」と題し、両監督の特集上映を開催いたします。

川島雄三監督は青森県むつ市の出身で、本県出身の映画監督として代表的な存在です。軽妙な風俗喜劇で名を上げた初期を経て、中期から早逝する晩年までは喜劇の中にも深みのある人間描写が光る作品を連発しました。一方、1958年の監督デビューから半世紀近くに渡り日本映画界に寄与し続けた岡本喜八監督は、学生時代に観た洋画から受けた衝動そのままに、日本人離れしたアメリカンスタイル活劇とも言えるキレのある演出作品で定評を集めました。両監督とも異色な存在かつ対象的なフィルモグラフィながら、あえて戦争を感じさせず市井の日本人の本来の姿を軽妙に描こうとした川島雄三監督と、あえて戦中の記憶に囚われ続け、その自身の持つ屈折してしまった心情を喜劇や活劇として昇華しようとした岡本喜八監督の作品群には、通底する当時の日本人の心情が色濃く反映されています。

本上映会では、そんな両監督の作品群から、厳選した全4作品を上映いたします。

 なお、本上映会の4作品は、文化庁と東京国立近代美術館フィルムセンターが、広く国民に優れた映画鑑賞の機会を提供するため日本各地の公立文化施設と連携・協力し、所蔵映画フィルムの巡回上映を全国の会場で実施している「優秀映画鑑賞推進事業」の一環として上映いたします。

上映作品

川島雄三監督作品

『洲崎パラダイス 赤信号』(1956年公開)
『雁の寺』(1962年)

岡本喜八監督作品

『独立愚連隊』(1959年公開)
『日本のいちばん長い日』(1967年公開)

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上映スケジュール

11月18日(金)

10:10 『洲崎パラダイス 赤信号』
12:10 『独立愚連隊』

11月19日(土)

10:10 『雁の寺』
12:20 『日本のいちばん長い日』
15:25 『洲崎パラダイス 赤信号』

11月20日(日)

10:10 『独立愚連隊』
12:30 『雁の寺』
14:25 『日本のいちばん長い日』

※開場は各日初回上映の10分前となります

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会場

青森県立美術館シアター(全席自由)

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料金

以下の3種のチケットを販売いたします。

  1. 1日券
    日時指定で当日の全作品をご覧いただけます。当日各200円増し。
    •  11/18(金)1日券 800円
    •  11/19(土)1日券 1,000円
    •  11/20(日)1日券 1,000円
    【1日券販売プレイガイド】
    成田本店しんまち店/青森県立美術館ミュージアムショップ
    ヒロロ/ELMインフォメーション/イオンモールつがる柏インフォメーション
    ※プレイガイドでの販売期間は、9月17日(土)から各上映日の前日までとなります。
    ※プレイガイドでの「ラスト1本券」「通し券」の販売はありません。
  2. ラスト1本割引
    日時指定で各日の最終回上映のみご覧いただけます。事務局予約・当日受付のみで販売。
    ラスト1本券 各日500円均一
  3. 通し券
    期間中の全上映をご覧いただけます。事務局予約のみでの販売。
    前売のみ販売 1,500円均一
  4. ※さらに、通し券をお買上げの方は、11/26~27開催の「特集・川島雄三」を無料でご覧いただけます。

    「特集・川島雄三」詳細は、上映会ページをご覧ください。
    http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/92/

◯事務局チケット予約

事務局へのEメール・電話・FAXにて、チケットのご予約が可能です。
以下の内容をお伝え下さい。
■予約者の氏名・連絡先(電話・FAX・メールアドレスいずれか)
■希望の上映日・券種・鑑賞人数
※予約受付は、各上映前日の17時まで(通し券は11月18日の17時まで)
※個人情報は厳重に管理し、本上映会以外の目的では使用いたしません。

チケット予約 お申し込み先

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9時~17時)
FAX:017-783-5244
Eメール:eiga@aomori-museum.jp

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上映作品詳細

『洲崎パラダイス 赤信号』 (すざきパラダイス あかしんごう)

1956年/81分/白黒/35mmフィルム上映
監督:川島雄三
出演:新珠三千代、三橋達也、芦川いづみ、轟夕起子 他
浅草の花街の手前にたたずむ小さな酒場には、栃木から連れ添って上京したものの先行きの見えない義治(三橋達也)や蔦枝(新珠三千代)ら、様々な境遇にある男女が次々と出入りしていた。戦後の経済復興の中、皆それぞれの感情を抱いていて…。
上映:11/18(金)10:10 / 11/19(土)15:25

『雁の寺』 (がんのてら)

1962年/98分/白黒/35mmフィルム上映
監督:川島雄三
出演:若尾文子、高見国一、三島雅夫、中村鴈治郎 他
厳しい戒律で守られている禅寺を、故人の遺言により喪服姿の桐原里子(若尾文子)が訪ねる。住職・慈海(三島雅夫)は、里子のやわ肌に戒律を忘れ情事に溺れる。関係はその後も続くが、ある日、小坊主の慈念(高見国一)がそれを覗き見てしまい…。
上映:11/19(土)10:10 / 11/20(日)12:30

『独立愚連隊』

1959年/108分/白黒/35mmフィルム上映
監督:岡本喜八
出演:佐藤允、雪村いづみ、鶴田浩二、三船敏郎 他
太平洋戦争末期の北支戦線で「独立愚連隊」と呼ばれる哨隊に新聞記者・荒木(佐藤允)
が従軍していた。荒木は元・軍曹だったが、この哨隊で自ら命を絶った弟の死の真相を知るため、記者に扮して潜入したのだった。事件の背後に上官の不正を嗅ぎつけるが…。
上映:11/18(金)12:10 / 11/20(日)10:10

『日本のいちばん長い日』

1967年/157分/白黒/35mmフィルム上映
監督:岡本喜八
出演:三船敏郎、笠智衆、山村聰、宮口精二 他
当時の関係者から収録した実話を編集した同名原作の映画化。1945年8月14日正午、御前会議によるポツダム宣言受諾が決定され、翌日正午の天皇陛下による玉音放送にいたるまで、終戦間際の軍部や政府内部の状況が、刻一刻と変化していく様子を克明に描く。
上映:11/19(土)12:20 / 11/20(日)14:25

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監督プロフィール

川島雄三  かわしま ゆうぞう

青森県むつ市出身。『還って来た男』(1944)で監督デビュー。『東京マダムと大阪夫人』(1953)など風俗喜劇を中心に異彩を放ちつつ、『洲崎パラダイス 赤信号』(1956)など深化した人間観察による秀作で名を馳せた。陽性の主人公にニヒリズムを漂わせた『幕末太陽傳』(1957)は現在も最高傑作として名高い。その後も『貸間あり』(1959)、『雁の寺』(1962)など多彩な作品を発表。監督昇進の頃から筋萎縮性側索硬化症を発症し、45歳で逝去。

岡本喜八  おかもと きはち

鳥取県米子市出身。徴兵後の助監督時代に書いた脚本(『独立愚連隊』)が評価され、『結婚のすべて』(1958)で監督デビュー。第5作『独立愚連隊』(1959)では、戦争映画を西部劇風の活劇に仕立て出世作となった。『ああ爆弾』(1964)、『殺人狂時代』(1967)などを経て、大作『日本のいちばん長い日』(1967)を発表。他にも、風刺の効いた『近頃なぜかチャールストン』(1981)、『大誘拐 RAINBOW KIDS』(1991)など多くの作品を発表した。2005年逝去。

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主催等

主催:青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会/青森県立美術館/文化庁/東京国立近代美術館フィルムセンター
協賛:松竹ブロードキャスティング株式会社
協力:株式会社オーエムシー

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予約受付・お問い合わせ先

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9時~17時)
FAX:017-783-5244
Eメール:eiga@aomori-museum.jp

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