19世紀、西洋文明との本格的な出会いから始まった日本の近代以降、洋画をめぐり画家たちが挑んだ夢と冒険をテーマに、日本、そして青森の近代洋画の歩みを辿(たど)る展覧会です。
未知の技法である洋画に挑むこと自体が冒険であり、技法の習熟が熱心に追求された時代から、洋画が社会的に認知され定着していくにしたがって、独創的な作風の探求が創作の中心となり、技法や表現におけるさまざまな冒険が試みられてきました。明治、大正、昭和、それぞれの時代に、画家たちは自らが理想とする作品の創造を目指し、その夢の実現に果敢(かかん)に挑んできました。
本展では、茨城県近代美術館、栃木県立美術館のコレクションによる日本近代洋画の充実した作品群並びにフランス近代洋画4点を特別展示するとともに、青森県立美術館をはじめ、県内の美術館・博物館等が所蔵する青森県の作家たちの貴重な作品を展示します。
西洋伝来の洋画の技法に挑んだ画家たちの秀れた作品の数々により、日本の近代洋画が築かれていく過程を概観するとともに、その中にあって青森県の画家たちが、洋画をめぐり、いかにして自らの夢と冒険に挑んできたのか、その軌跡も併せて紹介します。

会期:2017年9月23日 (土・祝) - 11月5日 (日)
休館日:9月25日 (月)、10月10日 (火)、10月23日 (月)
開館時間:9月30日まで9:00 - 18:00(入館は17:30まで)、10月1日より9:30 – 17:00 (入館は16:30まで)

観覧料

一般1,400円(1,200円)/ 高大生800円(600円) / 小中生無料
※( )は前売り券及び 20 名以上の団体料金
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
※常設展観覧料は含まれません
常設展のセット券 一般1,800円(1,610円) / 高大生1,000円(840円) / 小中生100円(80円)

棟方志功記念館との相互割引
青森県立美術館と青森市松原にある棟方志功記念館では一方のチケットまたは半券を提示した場合、もう一方の観覧料が割引となります。
http://www.aomori-museum.jp/ja/blog/1674.html


青い森鉄道企画きっぷ提示による割引企画(当日有効のもの)
http://aoimorirailway.com/archives/13215
http://aoimorirailway.com/

ページトップ

前売券発売所

※9月22日(金)まで販売
ローソンチケット(Lコード21459)、セブンチケット、まるっとあおもり検索サイト「ポみっと!」
青森市:サンロード青森、成田本店しんまち店、さくら野百貨店青森本店、中三青森本店、県民生協11店舗、県庁生協(県庁北棟1階、県庁東棟1階)、青森市職員生協(青森市役所、青森市民病院、柳川庁舎)、はまなす会館(青森市勤労者互助会)、青森県観光物産館「アスパム」1階インフォメーション、リンクステーションホール青森、青森県立美術館ミュージアムショップ、青森県立美術館1階総合案内
弘前市:さくら野百貨店弘前店、紀伊國屋書店弘前店、弘前大学生活協同組合、中三弘前店、ヒロロ
五所川原市:ELMの街
八戸市:さくら野百貨店八戸店、中合三春屋店、ラピア、八戸ポータルミュージアムはっち

ページトップ

展覧会概要・みどころ

  • 青森県立美術館が初めて開催する本格的な日本と青森の近代洋画をテーマにした展覧会
  • 展示作品数160点を超える充実した規模で、日本と青森の近代洋画の成り立ちを辿(たど)りながら、西洋伝来の技法を学び、理想の絵画を追求した画家たちの夢と冒険の軌跡に迫る
  • 日本近代洋画を代表する画家たちの優れた作品群とともに、日本の近代洋画の成り立ちに深く関わる印象派などフランス近代絵画を特別展示
  • 青森県内の美術館・博物館などが所有する郷土作家の貴重な作品が一堂に

ページトップ

展示構成 関連イベント

プロローグ  紫の陰

棟方志功の自叙伝『板極道』の中で、青森で夢中になって洋画を描いていた青年時代の回想にさりげなく登場する「紫の陰」という言葉を手掛かりに、日本の洋画の成り立ちとフランス近代絵画との関わりを紹介。

  • ピエール=オーギュスト・ルノワール《マドモワゼル・フランソワ》
    1917年 茨城県近代美術館蔵

第1章 明治  未知の技法に挑む

日本の洋画の黎明期(れいめいき)を切り開いた画家たちを紹介。

  • チャールズ・ワーグマン《三味線をひく娘》
    1868-83年頃 茨城県近代美術館蔵

  • 黒田清輝《風景》
    1920年 茨城県近代美術館蔵

■シーン青森

青森における洋画の始まり
青森県で最初に洋画制作に挑んだ人々を紹介。


第2章 大正 洋画の創造

洋画が一定の地位を得始めた時代、西洋文明由来の技法によって日本独自の絵画―洋画を創造するという、壮大で困難な夢に果敢に挑んだ画家たちを紹介。

  • 中村彝《カルピスの包み紙のある静物》
    1923年 茨城県近代美術館蔵

■シーン青森

青森出身の在京画家たちの活動と多彩な洋画団体の登場
大正から昭和にかけて、青森県でも盛んになった洋画に関わる活動から、上京した画家たちによる団体と、本県で結成された多彩な洋画団体について紹介。

  • 木谷末太郎《十和田御前ヶ浜》
    1918年 青森県立美術館蔵

第3章 昭和1  多彩な冒険の軌跡

明治の先駆者たちが洋画に挑んでから半世紀を経て、風景、静物、人物などそれぞれのモチーフで画家たちが繰り広げた独創的な表現の創造を目指す冒険の軌跡を紹介。

  • 佐伯祐三《コルドヌリ(靴屋)》
    1925年頃 茨城県近代美術館蔵

■シーン青森

上京・留学
夢に挑むための人生上の大きな決断であり、冒険であった、故郷からの上京や留学について紹介。

  • 工藤信太郎《パリのアコーディオン弾き》
    1932年 青森県立美術館蔵

文展・帝展と東奥美術展
画家への登竜門とされた政府主催の公募展である文展・帝展の入選者と、その入選者の多くが審査員を務め、青森県の美術の発展に大きな役割を果たした全県的な公募展「東奥美術展」について紹介。

  • 今純三《バラライカ》
    1919年 弘前市立博物館蔵

特集展示:裸婦
西洋美術の伝統に基づく重要なテーマである一方、明治以前の日本にはなかった「裸婦」像を巡って画家たちが挑んだ、多様な表現の冒険を紹介。

  • 小出楢重《裸婦》
    1930年頃 茨城県近代美術館蔵

特集「青光画社」
板画に出会う前の棟方志功が、青森で洋画を描くことから美術への道を歩みだした原点である「青光画社」について、会の中心メンバーである棟方、松木満史、古藤正雄、鷹山宇一らの作品等により紹介。

  • 松木満史《裸婦》
    1936年 青森県立美術館蔵

昭和2  時代の影

第二次世界大戦前後、それぞれに時代と対峙(たいじ)した画家たちの作品を紹介。

■シーン青森

失われた夢
戦争の時代に志半ばで夢を絶たれた画家を紹介。


昭和3  リセットと継続

戦後、国際的な美術の動向ともリンクしつつ、従来の枠を大きく超えていく画家たちの創作活動を紹介。


エピローグ  青森の色と形/描かれた故郷(あおもり)

戦後、日本と世界、そして青森と東京の距離が縮まるほど、青森県の画家たちにとって、故郷の自然や風土は、より大切な創造の源泉となった。
展覧会の最後に、青森県の作家たちの作品に見出すことのできる、さまざまな青森の色と形、そして、画家たちが描いた故郷、青森の風景を紹介。


ページトップ

関連イベント

○講演会「北東北美術 三県三様の近代」

講師:原田光(美術評論家)
日時:2017年10月15日(日) 14:00~
場所:青森県立美術館シアター
入場無料

○美術館学芸員によるギャラリー・トーク

日時:2017年9月30日(土)、10月28日(土) 各日14:00~
場所:青森県立美術館展示室
参加無料。ただし本展の入場券が必要です。

○油絵体験ワークショップ

油絵に興味があるけれど、油絵の具を使ったことがないという方を対象に、油絵の具に触れ、基本的な技法を体験するワークショップを開催します。
体験後は、当館学芸員とともに本展の展示作品を鑑賞します。
日時:2017年10月21日(土) 10:00~12:00
場所:青森県立美術館 ワークショップA
定員:15名
   ※中学生以上。電話にて申込。定員に達し次第締切。受講無料。
    ただし本展の入場券が必要です。

ページトップ

問合先

日本と青森の近代洋画展実行委員会事務局 (青森県立美術館内)
青森県立美術館 〒038-0021 青森市安田字近野185 Tel:017-783-3000 FAX:017-783-5244
主催:日本と青森の近代洋画展実行委員会(青森県立美術館、東奥日報社、青森テレビ、青森県観光連盟)
協賛:株式会社ユニバース
協力:青い森鉄道株式会社、株式会社JR東日本青森商業開発
後援:NHK青森放送局、青森ケーブルテレビ株式会社、株式会社エフエム青森、青森県教育委員会

ページトップ