会期終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

キッズ・アートワールドあおもり2003 言葉・音・形


夏休みの恒例イベント「キッズ・アートワールドあおもり」
 夏休みのこどもたちを主な対象にして開かれる「キッズ・アートワールドあおもり」。
国内外で活躍するアーティストを招聘して、作品の展示を行ったり、こどもたちとの交流を図るアートプロジェクトです。
2000年8月に第1回を開催。ウルトラマンの生みの親である成田亨や人気作家の奈良美智、グリコのパフォーマンスでおなじみの秋山祐徳太子ら7名のアーティストが青森にやってきて、青森市の新町商店街、柳町商店街、県立郷土館、三内丸山遺跡等を会場に、作品展示とワークショップ、共同制作、トークショーなどを行いました。
2001年7月に開催した第2回では、青い森公園と県庁ロビーをSFロボットのような作品で埋め尽くしたヤノベケンジや、駅前の広場にりんご箱2,000箱を使っで仮設コロシアムを作ったPHスタジオ、こどもたちと商店街で特撮映画を撮影した映画監督の佐藤真ら5名のアーティストがやってきて、こどもたちや地域の人々との交流活動を行いました。
2002年8月の第3回は三戸町、田子町、南部町を会場に、青木野枝(美術家)、加古里子(絵本作家)、坂入尚文(飴細工師)、鈴木慶一(ミュージシャン)、須藤光明(造形師)、橋本尚恣(美術家)、浜田剛爾(美術家)、林丈二(路上観察家・イラストレーター)、福田里香(料理研究家)、皆川明(ファッションデザイナー)といった多彩なメンバーがワークショップや作品展示を行いました。


今回のテーマは「言葉・音・形」

今回のキッズ・アートワールドのテーマの中核は「言葉」です。考えること、表現すること、伝えること。普段日常的に使っている言葉が、詩として紡ぎ出され、あるいは声に出して読まれ、身振りをつけて語ることで生き生きとした力をもって他のひとたちに訴えかけ、自分自身を変えていく。そのような過程を味わい、体験してもらいたいということが根底にあります。
 また、芸術のすべての分野においても言葉は重要です。音楽は言葉をのせ、絵画は物語を描き、さらには言葉では表現できないものを語ろうとします。今回のキッズ・アートワールドでは言葉やコミュニケーションに関わる活動を中心に様々な分野のアーティストを招き多様な表現の世界に触れてもらうことを意図しました。
 子供たちが持ち、出会い、そして自らのものにしていくであろう表現の手段は様々だし、そこから広大な世界が広がっています。言葉を駆使し、声を出したり、あるいはからだを使っての表現や、絵を描いたり立体を組み合わせて作る造形表現、さらにはコンピュータを使い、メールやWebページなどインターネットを通じて広がる表現など、さまざまな手段にふれることで、こどもたちが広大な表現の世界へと歩みはじめるきっかけになることを願います。


事業概要

1 名 称 キッズ・アートワールドあおもり2003〜言葉・音・形 
2 会 期 平成15年7月19日(土)〜7月27日(日) 
3 主 催 青森県、青森県教育委員会、むつ市、むつ市教育委員会
4 後 援 東奥日報社、陸奥新報社、デーリー東北新聞社、河北新報社青森総局、朝日新聞社   青森支局、毎日新聞社青森支局、読売新聞社青森支局、NHK青森放送局、RAB青森放送、ATV青森テレビ、ABA青森朝日放送、青森ケーブルテレビ、HTV八戸テレビ放送、エフエム青森、コミュニティ放送局BeFM、FMアジュール
5 会 場 むつ市立図書館、下北文化会館他
6 参加料・観覧料 無料

参加アーティスト(50音順)
会田誠(美術家) 
入船亭扇辰(落語家)
覚和歌子(詩作朗読家、作詞家) 
菊池時男(美術家)   
つのだたかし(音楽家)
奈里多究星(人形映像作家)
野坂徹夫(美術家)
八谷和彦(メディアアーティスト)

作品展示「キッズ・アートワールド展覧会」
招聘作家による作品の展示を行います。
会期:7月19日(土)〜27日(日) ※7月21日、22日、24日は休館 
開館時間:9:00〜19:00(土、日は17:00まで)
会場:むつ市立図書館


多彩なワークショップ・共同制作

・ 「じょうもんしき かいじゅうの うんこ」 
怪獣が残していったような巨大な「うんこ」を野焼きで作ります。縄文人になったつもりで粘土をこねよう!アートツアー・イン青森「成田亨が残したもの」(七戸町立鷹山宇一記念美術館で9月13日から)連動企画

講師 会田誠
日時 7月25日(金)、26日(土)、27日(日)13:00〜17:00 
会場 釜臥山スキー場センターハウス前
対象 主に小中学生、高校生(大人の同伴も可能です)
用意するもの なし ※汚れても良い服装でご参加ください。
募集人員 20名(1日だけの参加も可能)

関連イベント「会田誠公開制作

7月19日(土)〜24日(木) 
釜臥山スキー場センターハウス前
世界で活躍するアーティストの制作現場を見るまたとないチャンス!!
見るだけでなく、お手伝いも大歓迎!!

・ 「落語〜寿限無をやってみよう」 

落語ってなんだろう?他のお笑いとどう違うのかな?みんなで考えよう。2日目には寿限無も発表できるよ。さて、笑ってもらえるかな。

講師 入船亭扇辰+柳家喬之助
日時 7月19日(土)13:00〜17:00、20日(日)13:00〜16:00
会場 下北文化会館第2集会室
対象 主に小中学生(大人の同伴も可能です)
用意するもの 筆記用具
募集人員 20名(原則として2日間連続して参加できる方)

柳家喬之助プロフィール/落語家。平成5年柳家さん喬に入門。平成9年二つ目に昇進。古典落語を明るく、わかりやすく演じる若手のホープ。CSグリーンチャンネルでレポーターをこなす器用さも兼ね備える。次期真打候補の筆頭。

・ 「歌を作ろう。詩をよもう」 

歌の詞を作るってそんなに難しいことじゃない。詩をよむってとても楽しいこと。言葉は身体から生まれてくる。どんな言葉が自分から飛び出してくるんだろう。まだ会ったこともない、知らない自分にあってみよう。

講師 覚和歌子+丸尾めぐみ
日時 7月19日(土)13:00〜17:00、20日(日)13:00〜16:00
会場 下北文化会館スタジオ
対象 主に小学校3年生から中学生まで(大人の同伴も可能です)
用意するもの 筆記用語、テープレコーダー、朗読用の詩を作ってきてください
(1編3分以内で読める作品を2編)
募集人員 20名(原則として2日間連続して参加できる方)

丸尾めぐみプロフィール/キーボード奏者、ヴォーカリスト。作・編曲家としてもクラシックに根付いた自由な精神の作品を生み出している。マーシュ・マロウ、SWAY、感情音楽旅団のメンバー。

・ 「木ッ木・キッズ」 

下北半島の名産、ヒバの皮や木片を組み合わせ、香りを楽しみながら、工作をしてみよう。人、鳥、虫、太陽、木・・・好きなものをイメージして、色を塗って、展示してみよう。

講師 菊池時男
日時 7月25日(金)、26日(土)、27日(日)13:00〜17:00
会場 下北文化会館美術工作室、むつ市水源地公園
対象 主に小中学生、高校生(大人の同伴も可能です)
用意するもの 作品に使ってみたい材料(詳細は申込み後連絡いたします)
※汚れても良い服装でご参加ください。
募集人員 20名(原則として2日間連続して参加できる方)

・ 「かさまい、かさまい。わらは吟遊詩人だがの

〜楽器をつくってひいて遊ぼう」 
身近にある材料を使って、ヨーロッパ中世につかわれた楽器をつくってみよう。できた楽器にリコーダーや太鼓を加えて、吟遊詩人たちの時代の音楽を一緒に演奏します。
講師 つのだたかし+田邊雅啓(楽器づくり担当)
日時 楽器づくり/7月19日(土)、20日(日)、21日(月)13:00〜17:00
演奏/7月26日(土)15:00〜17:00、27日(日)13:00〜17:00
発表会/7月27日(日)18:00〜
会場 下北文化会館美術工作室(7月19日、20日、7月21日)
    むつ市学習センター(7月26日、27日)
対象 主に小中学生(大人の同伴も可能です)
用意するもの 簡単な工具、エプロン(詳細は申込み後連絡いたします)
募集人員 20名(なるべく5日間連続して参加できる方)

田邊雅啓プロフィール/クラシックギター製作者。石井弦楽器工房でギター製作を学び、140本のギターを製作。2001年スペインのホセ・R・ロマニリョス工房に学ぶ。現在、足利に自身の工房を開き製作中。

・ 「おと、いろとかたち」
 
紙の上の湖にえのぐを流したり、えのぐにくるんだビー玉やボールであそんだりするえのぐ実験室です。みんなで、おんがくのような大きな絵をつくろう。

講師 野坂徹夫
日時 7月25日(金)13:00〜16:00、7月26日(土)、27日(日)13:00〜17:00
会場 むつ市学習センター
対象 主に小学校中学年くらいから中学生まで(大人の同伴も可能です)
用意するもの 太い筆(水彩用) ※汚れても良い服装でご参加ください。
募集人員 20名(原則として3日間連続して参加できる方)

・ 「共同制作・・・人形作って、映画制作してみよう」 
自分たちで作った人形をつかって人形劇映画を作ろう!素材は粘土を中心に、持ち寄った布で衣装をつくります。出来上がったらビデオで撮影し、作品はインターネットで全世界に公開します。

講師 奈里多究星
日時 7月19日(土)、20日(日)、21日(月)10:00〜15:00
会場 むつ市学習センター
対象 主に小中学生(大人の同伴も可能です)
用意するもの 筆記用具、いろいろな布や飾りもの
(ボタン、ビーズ、レース、ひも、毛糸など)
募集人員 15名(原則として3日間連続して参加できる方)

・ 「なんでもない日バンザイ!」 
7月10日の日記を書いてみましょう。そして7月19日に集まって、みんなで日記を交換して読みあいます。いわば日記ロールプレイングゲーム。BGMにはお気に入りのCDをかけますので、CD持参で来てください。
※集まった日記は八谷和彦展示作品『見ることは信じること』で表示されます。

講師 八谷和彦
日時 7月19日(土)14:00〜16:00
会場 むつ市立図書館あすなろホール
対象 小学生から大人まで
用意するもの 7月10日(木)の日記、自分の好きなCD1枚
※日記は7月15日までに手紙・fax・e-mailのいずれかでむつ市教育委員会事務局あてにお送りください。
募集人員 20名


ライブ・コンサートなど その他のイベント

・オープニングセレモニー
参加アーティストが集合!にぎやかにキッズ・アートワールドの開幕です。
日時 7月19日(土)11:00〜11:30
会場 むつ市立図書館

・つのだたかしミニ・コンサート
我が国を代表するリュート演奏家つのだたかしによる、ルネサンス音楽のひとときをお楽しみください。
日時 7月19日(土)18:00〜19:00
会場 むつ市立図書館


・入船亭扇辰・覚和歌子ライブ「噺詩の会 IN AOMORI」

共演者に柳家喬之助と丸尾めぐみを迎えておおくりする落語と物語詩の朗読パフォーマンス
日時 7月20日(日)18:00〜20:00
会場 むつ市立図書館

・キッズ・アートワールド フィナーレ

つのだたかしワークショップで作った楽器で練習した音楽の演奏を中心とするラストライブをおこないます。
日時 7月27日(日)18:00〜20:00
会場 むつ市水源地公園野外ステージ

共同制作・ワークショップの申込みについて
電話・fax・e-mailで、名前・住所・電話番号と希望の共同制作・ワークショップ名、日時をむつ市教育委員会の事務局までお知らせください。定員になり次第締め切ります。

ボランティア・スタッフも募集中

「キッズ・アートワールドあおもり」の準備や運営を手伝ってくださるボランティアも現在募集中です。年齢・性別は問いません。詳しくは事務局までお問い合わせください。

キッズ・アートワールド事務局
●青森県環境生活部美術館整備・芸術パーク構想推進課 
tel:017-734-9923  fax:017-734-8279  e-mail:aap1@infoaomori.ne.jp
〒030-8570 青森市長島1−1−1
●むつ市教育委員会事務局生涯学習課 
tel:0175-22-1111(内線732)fax:0175-22-1488 e-mail:shogaku830@city.mutsu.aomori.jp
〒035-8686 むつ市金谷1-1-1


(参考)招聘作家プロフィール


会田誠(あいだ まこと)

美術家。1965年新潟市生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了後、レントゲン藝術研究所で開催された「フォーチューンズ」でデビュー。以後、洋画、日本画、現代美術、アニメ、マンガ、小説等、現代日本の様々な表現形式を用いて、それらジャンルの棲み分けを撹乱し、日本における美術の自律性を疑問に付すような創作活動を行っている。

入船亭扇辰(いりふねてい せんたつ)

落語家。1964年新潟県長岡市生まれ。落語協会所属。古典落語、とくに人情噺を得意としている。1989年九代目入船亭扇橋(せんきょう)に入門。1993年二つ目昇進、扇辰に改名。2002年真打昇進。CDに「扇辰日和」(収録「ねずみ」「鰍沢(かじかざわ)」)。1997年から夫人の覚和歌子との詩作朗読とのコラボレーションの試み「噺詩の会」を開催。主な出演番組に「あの芸に会いたい」(NHK)、「味いちもんめ」(テレビ朝日)、「土曜ワイドラジオ」(TBSラジオ)、「ジャム・ザ・ハウスネイル」(NHK教育)。

覚和歌子(かく わかこ)
詩作朗読家、作詞家。山梨県生まれ。大学卒業と同時に作詞家デビューし、SMAP、沢田研二、クミコなどに作品を提供。身体表現としての詩を探求するなかで、「朗読するための物語詩」という独自の分野を開拓。国内外でステージ活動を展開している。2001年、宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」作詞でレコード大賞金賞受賞。著書に「ゼロになるからだ」(徳間書店)、「薬罐」(冨山房)等。

菊池時男(きくち ときお)

美術家。1951年岩手県遠野市生まれ。油彩画、版画をてがけ、銅版画では深い黒の質感を感じさせるメゾチントによる静物画に特色がある。1980年国展(以後毎年)出品。1995年「青森県近代版画のあゆみ」展(青森県立郷土館)出品。国画会会友。むつ市在住。

つのだたかし

音楽家。ケルン音楽大学リュート科卒業。ヨーロッパ中世〜バロックの楽器リュートのソロ、歌とのアンサンブルを中心にコンサート、レコーディングを続けている。1984年に結成した古楽器バンド《タブラトゥーラ》は古楽にとどまらないユニークな音楽スタイルをもち、国内外で活動、称賛を受けている。宗教音楽を演奏する《アンサンブル・エクレジア》主宰。古楽CDレーベル「パルドン」をプロデュース。

野坂徹夫(のざか てつお)
画家。1949年青森県野辺地町生まれ。1983年から青森市で創作活動を開始、こどものための絵画教室「あるてみの」を開く。県内外で個展多数。2003年にはイタリアのカステリオン・フィオレンティーノ市などで個展開催。1988年青森県芸術文化奨励賞受賞。講談社「シリーズ個展」(全8巻)表紙他、雑誌、単行本の表紙絵、挿絵多数。青森市在住。

奈里多究星(なりた きゅうせい
人形映像作家。1960年青森県七戸町出身。1983年個展「Adam」にてデビュー。1986年頃から独自の神秘的な人形奇劇シリーズを都内各地で上演する。特に1990年東京国際演劇祭参加作品「ペレアスとメリザンド」はその代表作となる。また、NHK-BS放送番組、人形特集に「女神シリーズ」が取り上げられ、好評を博す。現在は、その映像方面に力点を置いた創作活躍を続ける。

八谷和彦(はちや かずひこ)

メディアアーティスト。1966年佐賀市生まれ。「視聴覚交換マシン」やジェットエン
ジン付きスケートボード「エアボード」シリーズなど、作品は藤子(F)不二雄的な発明型装置が多い。メールソフト「ポストペット」の開発者でもあり、ポストペット関連のソフトウェア開発とディレクションを行う会社「ペットワークス」の代表でもある。