青森県立美術館
美術館の映画祭2007

An Art Museum Film Festival 2007

ジャック・ベッケルの一撃

Jacques Becker Lands a Blow


2007年6月15日 (金) -17日 (日)
会場:青森県立美術館シアター

2007.6.15 (fri) -17 (sun)
AOMORI MUSEUM OF ART,THEATER

 


ジャック・ベッケル

ジャック・ベッケル。彼の映画は限りなく自由だ。
パリの風俗、恋のさや当て。
夜の歩道にひびく靴音。
総天然色の美女が踊る、
おとぎ話のはじまる気配。
そしてスリリングな脱獄映画。
どれも、すっきりと、無駄がなく、いさぎよい。
生誕101年目のジャック・ベッケル。
みんなで、ブラボーと叫ぼう!

JACQUES BECKER 1906年9月15日、パリ生まれ。10代の頃からよりジャン・ルノワール監督と親交を持ち始め、1929年、『荒れ地』に農業労働者役で出演。1932年から1938年までは『十字路の夜』『大いなる幻影』など、ルノワール作品の助監督を務める。1942年、初の長編劇映画となる監督作『最後の切札』を発表。以後、多彩なジャンルの作品を手がけ、『肉体の冠』 (1952) 、『現金に手を出すな』 (1954) 、『穴』 (1960) といったフランス暗黒街映画の嚆矢となる作品や、『幸福の設計』 (1947) 、『エドワールとキャロリーヌ』 (1951) 、『エストラパード街』 (1953) 等、ジャン・ルノワールが「喜劇の神様」エルンスト・ルビッチに匹敵すると讃えた風俗喜劇群などを撮り、13本の作品を残した。1960年2月21日、病没。享年53歳。

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上映作品 + スケジュール

6月15日 (金)

  16:00
18:30 モンパルナスの灯

6月16日 (土)

  10:00 モンパルナスの灯
12:20 偽れる装い
14:15 スペシャル・トーク:ジャック・ベッケルに撃たれて
ゲスト:青山真治、藤井仁子
15:30 アラブの盗賊

6月17日 (日)

  10:00 偽れる装い
12:45 アラブの盗賊
14:55

※各回入替制

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上映作品紹介


偽れる装い

FALBALAS/1945年/モノクロ/スタンダード/35mm/95分
出演:レイモン・ルロー/ミシュリーヌ・プレール/ジャン・シュヴリエ/ガブリエル・ドルジア
※今回の上映のためにプリントをフランスから調達。字幕投影方式により上映。

パリの一流デザイナー、フィリップは友人の恋人に一目ぼれ。どうにか彼女を手に入れようとするが、2人から結婚式の衣装デザインを依頼され、悶悶とした挙句……。恋に狂ってしまった男を主人公にしたベッケル風恋愛心理劇。パリのモード界の空気、そこに生きる人間のリアルな雰囲気をとらえた描写は、パリの市井風俗作家とも呼ばれたベッケルならでは。その手腕を映画史家ジョルジュ・サドゥールは画家ドガと比較している。


アラブの盗賊

ALI-BABA ET LES QUARANTE VOLEURS/1954年/カラー/スタンダード/35mm/92分
出演:フェルナンデル/サミア・ガマール/アンリ・ヴィルベール/ディーター・ボルシェ/エドゥアール・デルモン
※今回の上映のためにプリントをフランスから調達し、字幕を新たに作成。字幕投影方式により上映。

♪アリ・アリ・アリ・アリ~とアリババ登場! 御存じ、アリババと40人の盗賊を映画化した、心躍る活劇調コメディー。主人公アリババに扮するのは、フランスの国民的喜劇役者フェルナンデル。魅惑的な踊り子に扮するのはアラブの舞姫、サミア・ガマール。ベッケルが手がけた最初のカラー映画であり、「 (カラーの) 精神的な美しさは、それだけで眼によって精神を楽しませることのできるスペクタクルになっている」 (アンドレ・バザン) 。


モンパルナスの灯

LES AMANTS DE MONTPARNASSE (MONTPARNASSE 19)/1958年/モノクロ/ヨーロピアンヴィスタ/35mm/108分
出演:ジェラール・フィリップ/アヌーク・エーメ/リリー・パルマー/リノ・ヴァンチュラ/ジェラール・セティ

夭折の画家モジリアニの「事実に基づくが史実のとおりではない」物語。当初、マックス・オフュルス監督の企画であったが、オフュルス監督が1957年3月に他界したためベッケルが演出にあたった。モジリアニに扮するのは、この1年後、36歳の若さでこの世を去ったフランス映画の貴公子、ジェラール・フィリップ。その背後に漂う死の影もさることながら、恋人役アヌーク・エーメの美しさにも息を呑む。甘美で残酷な時間に満ちた作品。


LE TROU/1960年/モノクロ/ヨーロピアンヴィスタ/35mm/121分
出演:ジャン・ケロディ/フィリップ・ルロワ/ミシェル・コンスタンタン/マルク・ミシェル/レイモン・ムニエ/カトリーヌ・スパーク

ベッケルの遺作にして、脱獄映画の傑作中の傑作。セリ・ノワール (暗黒小説)の作家、ジョゼ・ジョヴァンニが自らの監獄体験に基づいて著した同名小説を、綿密に取材したうえで映画化。実際の脱獄に加わったひとり、ジャン・ケロディも出演している。ムダのない動作と会話により事件が進行し、画面の隅々まで、そして一音一音に異常な緊張がみなぎる。暗黒街映画の鬼才ジャン=ピエール・メルヴィルに「フランス映画の最高傑作」と言わしめた一作。


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料金

1回券/1,200円 (前売り 1,000円)
1回券4枚綴り/前売り 3,600円
大学生以下は当日券600円のみ
※会場が満席となった場合、入場をご遠慮いただくこともありますので、ご容赦下さい。
※映画祭のチケットをお持ちの方は、青森県立美術館常設展示入場券を団体料金にてお買い求めいただけます。
※青森県立美術館常設展示入場券をお持ちの方は、映画祭受付にて当日券を前売価格にてお買い求めいただけます。

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チケット取扱

ローソンチケット (5月21日よりローソン全店にて販売:Lコード21405)

  • 電話予約の場合 TEL 0570-084-002(Lコード21405)
    ※コンピュータ受付、プッシュ回線専用です。
    ※ご予約の際、Lコードが必要です。
    ※24時間対応(但し発売初日はAM10:00 - )。
  • お問い合わせ専用 TEL 0570-000-777 (10:00 - 20:00)
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スペシャルトーク:「ジャック・ベッケルに撃たれて」

ゲストに青山真治氏、藤井仁子氏をお迎えし、「ジャック・ベッケルに撃たれて」と題してスペシャルトークを開催します。
日時 : 6月16日 (土) 14:15 - 15:15
会場 : 青森県立美術館 シアター
料金 : 入場無料

青山真治…Shinji AOYAMA 映画監督・小説家。1964年生まれ。助監督としてダニエル・
シュミット、黒沢清などにつき、1996年、『Helpless』で商業映画デビュー。2000年、『EUREKA ユリイカ』で第53回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞する。翌2001年には、小説「ユリイカ」で第14回三島由紀夫賞を受賞。近作に『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』 (2005) 、『AA』 (2006)がある。現在、新作『こおろぎ』、『サッド・ヴァケイション』が公開待機中。

藤井 仁子…Jinshi FUJII 1973年生まれ。早稲田大学文学学術院専任講師(映画学)。
映画をめぐって批評と実践とが互いに互いを触発/挑発しあうコアなサイト Theatre Oblique (テアトル・オブリーク)http://www16.ocn.ne.jp/~oblique/theatreobliqueis.htm の主宰者でもある。近著に「スピルバーグ 孤児の歴史学」 (「未来」2006.5 ~ 2007.3 )がある。

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交通案内

青森県立美術館までの交通案内はアクセスマップのページをご覧下さい。
※6月15日 (金) の上映終了後、青森駅行きの有料シャトルバス (300円) をご用意いたします。
ご希望の方は青森県立美術館映像事業実行委員会事務局までご連絡ください。

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お問い合わせ

青森県立美術館映像事業実行委員会事務局 (青森県立美術館内)
住所 〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel 017-783-5243
Fax 017-783-5244


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