「地域と風土に密着した芸術を重視するとともに、豊かな感性を養い、未来の創造に資することのできるような美術資料の収集を行う」という理念のもと、資料をコレクションしてきました。


郷土の作家では、棟方志功、関野凖一郎、斎藤義重、小野忠弘、阿部合成、野沢如洋、橋本花、工藤甲人、工藤哲巳、寺山修司、成田亨、奈良美智など個性豊かな作家の作品が楽しめます。青森県以外の作家では、荒川修作、今井俊満、恩地孝四郎、高山良策、鳥海青児、浜口陽三、山口長男など、海外作家ではカンディンスキー、クレー、マティス、レンブラント、ルドン、ピカソといった作家の作品を収集しています。




青森県立美術館の代表的なコレクション

マルク・シャガール

20世紀を代表する画家の一人、マルク・シャガール(1887-1985)は、1942年、亡命先のアメリカでバレエ「アレコ」の舞台装飾に取り組みました。青森県は、全4幕からなるそのバレエの背景画の内、3点を収蔵しています。1点の大きさは縦が約9メートル、横は約15メートル。巨大な画面にシャガールの色彩への情熱がほとばしっています。


バレエ〈アレコ〉の舞台背景画のCGによる
展示イメージ


棟方志功

棟方志功の作品については、昭和13年新文展で特選となった出世作「勝鬘譜善知鳥版画曼陀羅」などの代表的な版画作品に加え、志功が倭画とよんだ肉筆画の傑作「御三尊像図」や巨大な「鷲栖図」、ゴッホにあこがれた志功が初期に描いた貴重な油彩画である「雪国風景図」「公園図」など、版画家にとどまらない様々な側面を紹介する多彩なコレクションを所蔵しています。


棟方志功
「御吉祥大辨財天御妃尊像図」
1966
135.0×69.5cm


奈良美智

本県出身の若手アーティストとして、奈良美智の収集を早くから行ってきました。奈良の人気をいちやく高めた「Munps」「The Last Match」などのタブローや、「Puffy Girl」「10 feet dreaming Dog」など立体作品に加え、「続いていく道に」「まぼろしの犬の山」のような初期の代表作、120点以上にもおよぶドローイングなど、今日にいたるまでの作家の歩みをみわたすことができる充実したコレクションを所蔵しています。

奈良美智
「Mumps」
1996
120×110cm
© Yoshitomo Nara

主要作家

主要な作家のプロフィール、作品、展覧会歴などをご紹介します。