あおもり犬のともだちをつくろう!(平内町立小湊小学校)

あおもり犬と対面 スケッチ 創作
本日、平内町立小湊小学校2年生40人がスクールプログラムで来館してくれました。本日の目的は「あおもり犬のともだちをつくろう!」
県立美術館のトレードマークともいえる「あおもり犬」。ひとりでたたずむ姿も魅力的ですが「もし、あおもり犬にともだちができたら?どんな形かな?大きさは?何して遊ぶ?」と、子ども達の想像を膨らませて創作に取り組みました。

まずはあおもり犬とご対面。大きさに圧倒されつつ、スタッフの指導を受けながら、あおもり犬のスケッチを何枚も描いていきます。前から、後ろから、下から、よ~く見ることは作品を深く知ることにつながります。みんな、力強くて大きなあおもり犬を描いてくれました!表情もしっかりとらえています。

ワークショップAに移動して、紙粘土であおもり犬と自分で考えた「ともだち」を創作します。さっき観てきたあおもり犬から作り出す子が多いけれど、その表情は十人十色。魅力的なあおもり犬が出来上がっていきます。さて、その友達は・・・?今日完成しなかったところもあるので、作品は学校に持ち帰って夏休みの間に完成させるそうです。
熱中してくれたこどもたちの笑顔が、とっても嬉しかったです。ありがとうございました!

鑑賞+創作プログラム「怪獣デザインを考えよう」を体験!(三内小学校)

成田亨展示室で鑑賞 怪獣デザイン3原則をおさらい 創作開始!
7月14日、美術館近くの青森市立三内小学校4年生73人が来てくれました。
昨年は「あおもり犬とともだちになろう」創作プログラムを体験した子どもたち、今年は「怪獣デザインを考えよう」に挑戦です!

「ウルトラマン」のデザインで知られる青森県出身の彫刻家・成田亨の展示室で、ファシリテーターと一緒に、成田さんが描いたウルトラマンや怪獣のデザイン原画をじっくり鑑賞します。
成田さんは怪獣デザインの3原則(ルール)を決めていました。そのうちの一つが「2種類以上のものを組み合わせる」というもの。
子ども達は、この怪獣は何がモチーフになっているかを発見したり、成田さんがどんな描き方をしていたかをよく見ていきます。

ワークショップA・Bに移動して、今度はこどもたちが成田亨になりきって怪獣をデザインします。
怪獣デザインの3原則をおさらいして、画用紙に思い思いの怪獣を描いていきます。筆が進まない子も、成田さんの画集や図鑑を見てヒントを探します。
約1時間の創作時間でしたが、彩色して完成した子も!作品を学校で仕上げてから、美術館B1階ワークショップ前の廊下に飾る予定です。どうぞ見に来て下さいね!

※学校団体が利用できる鑑賞+創作プログラムは現在3種類です。
 「あおもり犬とともだちになろう」
 「怪獣デザインを考えよう」
 「大きな絵をかこう」
 プログラムの詳細はお問い合わせください。(教育普及017-782-1919)

お出かけ講座報告

カード お出かけ1 お出かけ2
2月19日をもって、予定していた今年度のお出かけ講座が全て終了しました。
当館オリジナルのアートカードによる美術鑑賞指導をメインとしたお出かけ講座は、昨年11月から今月2月までに県内19校の小中学校及び特別支援学校で開催することができました。下北地方を除く(希望校がなく残念!)県内各地に広がる学校へは、時には吹雪の中の運転で冷や汗をかきながら、時には鉄道を乗り継ぎながら向かいましたが、期待を込めた眼差しで出迎えてくれ、自由な発想やユニークな視点で様々な発見や鋭い解釈をする子ども達に、私たちスタッフもたくさんの驚きや発見、喜びをもらうことができました。

お出かけ講座の内容を少しご紹介しますと・・・
小学校1・2年生のクラスでは、ゲーム2種類をしながら作品の細部をよく見る目を養い、最後に自分の好きなカードの作品から発見したことや感じたことをワークシートに書いていく作業につなげました。ゲームは、3つのヒントに当てはまる作品を探す「スリーヒントかるた」と、たくさんの作品の中から特定の形や物をみつけていく「探偵ゲーム」を行いました。
小学校3年生以上のクラスでは、同じくゲーム2~3種類と鑑賞文作成ですが、ゲームが異なります。作品の要素や構成に気づいてもらうため、2枚のカードの共通点を探していく「マッチングゲーム」、作品の内容や題材に注目する練習として、3枚のカードを組み合わせてお話を作る「紙芝居ゲーム」を中心に行いました。
そして、全てのクラスにおいて、ゲームや鑑賞文の発表を通して、自分の感じたことを仲間に言葉で伝え、互いに尊重しあうコミュニケーションを大切にしました。

先生方からは、
  • 遠距離のため美術館に行くのは難しいが、カードで遊びながらたくさんの作品に触れることができて、子ども達は鑑賞する楽しさを味わい、作品に対する見方や興味が変わったように思う。
  • 作品の見方や感じ方で子ども達の新たな一面をみつけることができた。
  • 普段はあまり積極的に発言しない子が、生き生きと発表している姿に驚いた。
  • 休み時間が必要ないほど夢中になって取り組む姿を見て、講座を開いていただいてとてもよかったと思う。
  • 鑑賞文が書けるかどうか心配だったが、スタッフの上手な誘導で、ほとんどの子どもがワークシートいっぱいに書くことができた。

  • などといった評価をいただきました。
    また、講座の進め方やカードの活用方法についてのご意見やご提案もいただきましたので、これらを生かしてより効果的なお出かけ講座に改善していきたいと思います。

    冬季間に集中して実施するお出かけ講座のほか、春~秋の来館前の事前学習としても、可能な限りご要望に応じたいと思いますので、まずは教育普及担当にご相談ください。

    ファシリテーター研修を実施しました

    講義 アートカードを用いたグループワーク ギャラリートーク実習
    2月2日にファシリテーターを対象とする研修を、午前から午後にわたって実施しました。
    「ファシリテーター」とは、理解を促す人といった意味あいを持っていますが、当館では、学校団体の鑑賞ツアーにおける対話型のギャラリートークなどを行う、美術作品と子どもたちをつなぐ架け橋となるスタッフとして位置づけています。
    常設展の展示替えなど、これまでも必要に応じて研修を行ってきましたが、今回は武蔵野美術大学教授の三澤一実先生を講師にお招きし、ギャラリートークに関する講義やその実習などを行っていただきました。

    午前中は、講義を中心に進められていきました。
    講義といっても一方的なものではなく、「『青い海』という言葉からどのようなイメージを思い浮かべるでしょう?」などといった問いかけなどが随所に織り交ぜられた対話型のスタイルで展開されていきます。
    そのほかにも、感光紙を用いたワークショップや、アートカードを使ったグループワークなどを通じて、ギャラリートークをするうえでのポイントなどについて解説していただきました。

    午後からは、実際に展示室に出て、作品を前にしたギャラリートークの実習を行いました。
    ふだんのギャラリートークではあまり選ばないような自分が苦手な(!)作品を選ぶように指示されていたファシリテーターは、最初はかたさが見られたものの、三澤先生の「自分がよくわからないと思う作品でも、ギャラリートークの参加者と一緒になって考えたりしていくのも手段のひとつです」といったアドバイスなどのおかげで、トークのコツをつかむことができたようでした。

    研修に参加したファシリテーターの感想の一部をご紹介しますと・・・
    「苦手というかよく分からないなと思った作品でトークしてみて、具体的に実践で見せて頂きうまくいかない原因が目に見えて納得できて、とても収穫になりました」
    「今までは自分が好きな作品や気になる作品を選びがちでしたが、自分が納得できないものや、何なんだろ、わからないやと目を向けずにいた作品でも『一緒に考えればいいんだ』と思うと、心強いです」
    「改めて他の人の意見を聞く楽しさや自分の意見を受けとめてもらえる楽しさやうれしさに気づくことができました。これからもファシリテーターとして、子どもたちとお互いに学びあっていけたらなぁと思います」

    今回の研修を糧に、これからも美術館を訪れた子ども達に対し、作品を見る喜びや楽しさを発見していただけるようなギャラリートークを心がけていきたいと思います。
    寒さの厳しい中、はるばる青森までお越しいただき講師を務めてくださった三澤先生、有意義な研修を本当にありがとうございました!

    21年度のお出かけ講座実施中

    スリーヒントかるた 探偵ゲーム 発表
    県内では、来週末から3学期が始まる学校も多いと思います。
    当館では、スタッフが学校を訪問する「お出かけ講座」を毎年、主に秋から冬にかけて行っています。21年度は、11月から2月までの間に、希望していただいた県内小中学校と特別支援学校の合計19校にお邪魔する予定です。新型インフルエンザの流行による中止や日程変更など、少なからず影響を受けましたが、12月までに12校を終え、冬休み明けから残りの学校訪問を再開します。
    今年度のお出かけ講座の主な内容は、当館コレクション作品と三内丸山遺跡出土品、計50点で構成されているオリジナル教材「アートカード」を使っての鑑賞です。昨年度から続けている内容ですが、アートカードを使って数種類のゲーム遊びをしながら、作品の要素や構成に注目する、作品の特徴をとらえる、といった鑑賞方法を体験し、最後に、選択したカード1枚の作品について鑑賞文を書いてもらいます。ゲームの最中の仲間との言葉のやりとりや鑑賞文の発表といった自己表現と他者の受容を通して、鑑賞がより豊かに深まることを期待しています。
    今回は、小学校低学年を対象にした講座の内容を紹介します。
    最初に、美術館の仕事や当館の特徴などを写真やキーワードを使ってわかりやすく説明した後に、2種類のゲームを行います。1つ目は、目の前に並ぶカードの中から3つのヒント全てに該当するカードを探すゲーム。2つ目は、スタッフが指定する形や物を机の上に広げたカードの中からできるだけたくさん探すゲーム。2つのゲームによって、作品の細部までよく見て、その特徴に気づいてもらうことを目的にしています。
    ゲームの後にこどもたちが書いた鑑賞文の一部を紹介すると・・・
    奈良美智「Mumps」について、
  • かみのけがピンク。なんでかな。ふつうはくろなのにいいなあ。(小1)
  • めがちょっとかっこよくみえました。すきないろがありました。(小1)
  • 女の子がなんでおこっているのかがきになります。はなをプンプンならしていそうなかんじがします。(小1)
  • みみあてをたおるでしている。かっこいい。(小1)
  • ずっとおかあさんを見つめているとかんじました。ころんでなきやんだ目みたいにかんじました。(小2)
  • みていたらいもうとににてきてすごく小さくてかわいくて、はなはなくてもはなあながあって、みればみるほどおもしろくなって。めがこわくてびっくりしました。(小2)
  • うしろにしっぽみたいのもついていておもしろい。ふくもかみのけもあしもかおもむらさきでちょっときもちわるいです。(小2)


  • 様々な発見をし、自分なりにいろいろと感じてくれていることがわかります。
    約90分の講座の間、こどもたちの集中力が途切れないかが心配でしたが、最後まで楽しんでくれたので安心しました。
    アートカードは県内学校への貸し出しも行っています。
    お出かけ講座やアートカードに興味のある方は、教育普及担当までお気軽にお問い合わせください。

    「冬の先生のための鑑賞講座」開催案内

    青森県立美術館の鑑賞プログラムやオリジナル鑑賞教材「アートカード」の理解を深めていただくため、県内教職員を対象に鑑賞講座を開催します。
    「出会い」をテーマに、様々な「出会い」をとおして「表現」の可能性と新しい「価値」を生み出すことを目的とした注目の企画展「ラブラブショー」と、「春を待つ祈り」をテーマに、昨年企画展開催で好評を博した小島一郎の作品や版画作品を特集して展示する冬のコレクション展を、学芸員の解説を聞きながら鑑賞した後、アートカードゲームを体験します。ただいま参加者募集中です。

    開催日時:2010年1月10日(日)13:00 - 16:00
    開催場所:青森県立美術館 展示室ほか
    定員:県内教職員20名程度
    内容:
    1.企画展「ラブラブショー」および「冬のコレクション展」についての解説
    2.アートカードの演習
    申込方法:申込用紙に必要事項を記入のうえ、FAXで申込
    「先生のための鑑賞講座」実施要項及び申込用紙
    申込締切:2009年12月25日(金)



    問合せ及び申込先

    青森県立美術館美術企画課教育普及ユニット
    tel 017-782-1919 / fax 017-783-5244

    高校生の怪獣デザイン

    展示室J 下書き 作品展示
    本日、大湊高校の美術部員が美術館を訪れ、鑑賞+創作プログラムの「怪獣デザインを考えよう」を体験してくれました。
    秋のコレクション展で展示されている成田亨の怪獣デザイン原画を、アイディアの素になったモノは何かなどを考えながら鑑賞した後、各自のオリジナル怪獣を考えてもらいました。
    さすが美術部のみなさん、制作時間が始まった途端に、さらさらと下書きを始めたり、組み合わせるものを次々とリストアップしたり。
    力強い線で描かれた怪獣、カラフルな色がインパクトのある怪獣などが完成しました。
    自分で新しい怪獣を考えることで、成田亨の怪獣デザインに込めた思いを理解してもらうとともに、小さい子どもの頃に戻ったような楽しさを感じてもらえたのではないかと思います。
    作品は、美術館ワークショップA前の廊下に展示しています。美術館にお立ち寄りの際にご覧ください。

    「お出かけ講座」及び「秋の先生のための鑑賞講座」開催案内

    平成21年度お出かけ講座

    当館スタッフが青森県内の学校を訪れ、美術館の魅力を紹介したり、アートカードゲームで美術鑑賞の楽しさを体験してもらう「お出かけ講座」を11月から実施します。実施希望校を募集しています。

    対象:青森県内の小学校、中学校及び特別支援学校
    募集規模:10校程度(1校につき90人程度まで)
    実施時期:2009年11月-2010年2月
    実施会場:各学校内(教室、視聴覚室、フリースペース等)
    講座の基本的な内容:原則として2時限(90分程度)
    1.導入/スタッフ紹介等
    2.展開1/美術館の紹介
    3.展開2/アートカードゲームによる鑑賞
    4.展開3/発表活動
    5.まとめ/学習のまとめ
    申込方法:申込用紙に必要事項を記入のうえ、FAXで申込
    「お出かけ講座」実施要項及び申込用紙
    申込締切:2009年10月15日(木)必着


    秋の先生のための鑑賞講座

    青森県立美術館の鑑賞プログラムやオリジナル鑑賞教材「アートカード」の理解を深めていただくため、県内教職員を対象に鑑賞講座を開催します。世界で初めて一般公開されたピカソの銅版画『女の頭部、横顔』第一ステートなど、秋のコレクション展を学芸員の解説を聞きながら鑑賞した後、アートカードゲームを体験します。ただいま参加者募集中です。 (終了しました。)

    開催日時:2009年10月4日(日)13時-16時
    開催場所:青森県立美術館 展示室ほか
    定員:県内教職員20名程度
    内容:
    1.「秋のコレクション展」の解説
    2.アートカードの演習
    申込方法:申込用紙に必要事項を記入のうえ、FAXで申込
    「先生のための鑑賞講座」実施要項及び申込用紙
    申込締切:2009年9月30日(水)
    (冬の鑑賞講座は2010年1月10日開催です。)


    問合せ及び申込先

    青森県立美術館美術企画課教育普及ユニット
    tel 017-782-1919 / fax 017-783-5244

    野沢小学校3・4年生作 "ねこ太のキャンプ"(!?)

    キャンプ ねこ太 風船
    8月27日に、野沢小学校3・4年生11人が来館し、常設展示と馬場のぼる展を鑑賞しました。
    ギャラリートークで「アレコ」背景幕、奈良美智作品、怪獣デザイン画を鑑賞したあと、馬場のぼる展へ。
    馬場のぼるが描いた漫画、絵本の原画や「11ぴきのねこ」シリーズに関係するイラストなどを見て、絵巻絵本に関するクイズを解きながらねこの世界の日常生活に触れたみんなは、ぬり絵とスタンプの部屋にある、ねこや動物たちのスタンプ15種類の中から1人1個を選んで紙に押し、学校に戻ってからそれらを組み合わせてオリジナルのお話を作ってくれました。クラス全員が協力してストーリーを考え、色を塗ったお話は3つ。そのうちの1枚を持ってきてくれましたので、ぬり絵とスタンプの部屋に今日から展示しています。
    ねこの"ねこ太"が仲間たちと一緒にキャンプに行くまでの騒動がほのぼのとつづられたお話です。
    色もとてもきれいに塗られています。
    野沢小学校3・4年生のみんな、ステキなお話をどうもありがとう!

    中学生の鑑賞+創作プログラム(6月24日 鯵ヶ沢第一中学校)

    デザイン画鑑賞 創作1 創作2
    鯵ヶ沢第一中学校1年生57人が6月24日に来館し、鑑賞+創作プログラム「怪獣デザインを考えよう」を行いました。
    このプログラムは、6月21日に行ったコレクションワークショップ「怪獣デザインを考えよう」の学校版!
    いつも一緒に勉強しているみんなと一緒に、美術館に展示されている作品を鑑賞し、その後に創作したものをまたみんなで鑑賞しあいます。今まで気付かなかった友達の意外な感性や才能がわかるかも!
    今回は、「アレコ」背景画や奈良美智作品といった美術館の代表的な作品の鑑賞も交えながら、メインとして、成田亨さん作の怪獣デザイン原画を鑑賞しました。
    成田さんは怪獣を考えるときに自分で決めた三原則、
    1 動物や植物をただ大きくしただけのものをつくらない
    2 動物、植物など、いろいろなものを組み合わせて新しいカタチをつくる
    3 体に傷つけたり、お化けにはしない
    この三つを守りながら、たくさんの愛すべき怪獣たちを生み出していったのです。
    原画を鑑賞した後に、成田さんの三原則に従って、それぞれのオリジナル怪獣を描いてもらいました。短い時間だったため、全員が完成したわけではありませんが、完成させることより、成田亨さんの三原則を理解して自分なりに考えることが大事なんです!
    このプログラムを体験すると、何か新しいことを考えるときの発想のヒントをつかめるかもしれませんよ。