10月20日(土)、21日(日)と2日間連続で行われた、銅版画ワークショップで制作した作品をまとめた版画集が完成しました!

どんなワークショップだったかと言いますと、まず最初に、「舞台芸術の世界」展と同時に開催されています、『アレコ』鑑賞のための特別プログラム(※詳しい内容は舞台芸術の世界展のページにてご覧ください。)を見て、聴いて、重要だと思った言葉、気になった言葉、好きな言葉…なんでもいいので言葉を集めてきます。
その言葉から、各々が連想ゲームをしていって、5番目にたどり着いた言葉をかたちで表します。そのかたちを画面に構成し、いよいよ銅版画の制作が始まります。
連想ゲームをすることによって、『アレコ』のことばが、だんだん自分のことばに変わっていきます。おなじ『アレコ』のことばのイメージを受けた作品をつくっても、制作者が違えば、全く違う作品ができていくし、もちろん、『アレコ』の背景幕ともまったくちがったものができますね。
今回は、エッチングという技法の銅版画を制作したので、版を薬品に入れて腐食させている間には、一度につき約30分の空き時間ができてしまうのですが、今回参加してくださった方々は何度も何度も自分の描きたい絵になるまで腐食しては手を加え、また、腐食しては手を加え…と、根気づよく取り組んでいるのを見ていて、「つくりたいものをつくる」のには、とても時間がかかるものだとつくづく思いましたし、参加者の方々にも実感してもらえたのではないかと思いました。
そんなことを繰り返し、2日目には作品の刷りにとりかかりました。版を見ていたときと、実際に紙に刷ったのとでは、雰囲気がずいぶん違うもので、参加者の方々もびっくりされていましたが、これもまた版画のおもしろいところです。刷り上がるまでわからないので、プレス機をまわして刷り上がった紙をめくる時は、毎度、楽しみなような、不安なような、そんなどきどきを味わうことができます。
今回は一人7枚刷ったのですが、刷ってみるたびに、皆さん、インクのふきとり具合をかえてみたりと、思った以上に、銅版画の楽しさを感じていただけたようで、とてもうれしく思いました。
銅版画は、紙を水で湿らせてから刷るので、乾燥させる時間が必要となり、当日作品を持ち帰っていただくことができません。後日郵送いたします♪そのついでという訳ではありませんが、今回は『アレコ』のことばからヒントを得て制作せた作品ですし、みなさんがヒントを得た言葉を、『アレコ』のストーリー順に並べて本を作りました。こうすると、単体で見る作品とはまたひと味違って見えます。先日郵送いたしましたので、参加者の方のお手元にそろそろ到着するのではないかと思います。どうぞ楽しみにお待ちください!

2日間通しとなると、なかなか予定があって参加できない。ということが多いと思いますが、こうやってじっくり自分の作品をつくり、作家さんが一つの作品をつくるときの気持ちをちょっと覗いてみられるような、そんなワークショップを今後も考えていきたいと思いますので、ぜひぜひご参加ください。
by スタッフ |  2007年10月27日 10:19  | 舞台芸術の世界展

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