講師 田村茂樹氏 参加者の作業風景 プレス前の作品
10月4日(土)から開催している企画展「生誕100年 昭和の版画師 関野凖一郎」展に関連した銅版画制作ワークショップを開催しました。講師に版画家・戸村茂樹氏をお招きし、高校生以上の方を対象に行いました。
 まずは、戸村氏から銅版画の道具、作品、銅版画のしくみなど、実際に作業をしながらお話をしていただき、とてもわかりやすい解説でした。参加者の方もメモを取りながら興味津々!参加者の方は、実際に銅版を見るのも触るのもはじめてという方が多く、話の後には体験したほうがもっとわかりやすい!!という事で、戸村氏が事前に用意した加工済みの銅版をみなさん摺ってみました。今回は黒一色で摺るということで工程は単純なものの、期待する摺りあがりになかなかならず苦戦しました。インクのつめ方や拭き取り加減が難しいのです。調整しながら、3,4枚、摺りの練習を重ね、昼食と休憩のあと、午後からは実際に銅板を削る作業を行いました。

今回のワークショップでは、銅版画でオリジナルの作品を作るというより、ムーレットやバニッシャーという銅版画専用の道具を使い、線を描き出すことがもともとのねらいでしたので、銅板を削るだけのドライポイントで版をつくりました。1日目はニードルという先の細い道具を使い線の表現を行い、2日目はムーレットで黒い面に摺りあがるよう版を削り、そこへバニッシャーで摺りあがりに白く線がでるよう版に磨きをかける作業を行いました。1日目、2日目とそれぞれ違う技法を版に取り入れ、何枚か摺りあげたもののうち、それぞれ1番よく摺りあがったものをベニヤ板に水張り(湿ってのびた紙が乾く際にゆがまないようにする作業)をして持ち帰っていただきました。
記念に参加者の版を一枚の大きな紙にまとめて摺ってみました!その作品と一緒に集合写真も撮りましたよー!!
また、銅版画制作を終了した後、関野凖一郎展もポイントを押さえながら鑑賞しました。実際作業してから見る銅版画作品は、工程がわかる分、驚きが増したようです。
帰り際、みなさん笑顔で帰る様子が大変うれしかったです。
ご参加ありがとうございました。
by 普及スタッフ |  2014年11月13日 18:17  | 関野凖一郎展

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