トーク会場 八角堂入り口 八角堂吹き抜け
今年度から始動したプロジェクト「PHASE」に関連し、参加作家の一人である伊藤早樹子さんによるアーティスト・トークを10月5日(日)に開催しました!

伊藤さんは現在、京都市立芸術大学大学院に通う大学院生。宮城県石巻市の出身で、大学時代はテキスタイル、現在は彫刻を専攻しています。
今回のアーティスト・トークは、伊藤さんの過去の作品なども紹介しながら、八角堂で開催していた個展「イマイマスメロン」に至る経緯などを当館学芸員と語り合うというもの。

当日は会場のテーブル上にメロンやトマトが並べられ、八角堂を飛び出した伊藤さんの作品世界がトーク会場にまで広がっていました。実はその中に作品の陶器製のメロンもまじっていたのですが、参加者の皆さん、気づきましたか??

トークは、伊藤さんがいつ美術に興味を持ったのかという話に始まり、故郷の風景が大きく変化してしまった震災体験を当時の自分がどのように受け止めていたのかということや、その後の「日常」に対して感じた違和感、そしてプロジェクトに参加するきっかけとなった卒制作品の話にすすみ、青森の街を訪れて感じた、自分がそこに「いる」という感覚や、「土」への信頼を取り戻すという気持ちで置いたメロンなど、今回の個展に関する話へと展開していきました。途中で学芸員から、「直接的な土地とのコミュニケーションみたいなものと、たまたまここで出会ってしまったということなんですね」といったコメントが入り、伊藤さんの持つ感覚や体験が皆さんにも伝わっていった気がします。

そのあと展示会場に移動すると、参加者の方から次々と質問が!
ひとつの質問に対して伊藤さんが答えると、さらに次の質問が生まれて…というようにまた話が深まっていきました。
そんな皆さまのおかげもあり、貴重なお話をたくさん聞くことのできた一時間半のトーク。
言葉にすることで自分でも改めて気づくことってあったりしますよね。

これまでの自分自身を振り返りながら、時に楽しく、時に丁寧に言葉を選ぶようにして話してくださった伊藤さん、熱心に耳を傾けてくださった参加者の皆さん、濃密な時間をどうもありがとうございました!
詳しいトーク内容は後日HPに掲載する予定ですので、こちらもぜひぜひご覧ください。
by 普及スタッフ |  2014年10月14日 17:51  | PHASE

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