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みなさん、お待たせいたしました
昨年の12月から閉鎖していた八角堂がついにオープンします!
そして予告していたとおり、新しいプロジェクトがスタートします!

青森県立美術館は今年度から、若く才能豊かな国内外のアーティストたちに、美術館の空間を最大限活かした展示や企画を実施してもらうプロジェクト「PHASE(ファーゼ)」をスタートします!

プロジェクト概要

平成26年度と27年度は、本県出身のアーティスト・奈良美智氏をディレクターに迎え、同氏がデザインした当館の「八角堂」を会場に開催いたします。
今年度は、昨年度末に行われたいくつかの美術系大学の卒業展を奈良さんがリサーチし、注目した3人の学生(大学院生)たちに、それぞれ八角堂を会場に個展を開催してもらいます。
奈良さんは、八角堂という特殊な形状と趣をもった空間に対して、冒険的な展示を行ってくれることを期待しながら、大学を卒業したての意欲的な3人を選びました。
このフレッシュなアーティストたちの展覧会を通じて、八角堂も今までにない表情を見せてくれるのでしょうね!

※「ファーゼPHASE」はドイツ語で、「段階」や「相」を意味する言葉です。国内外の若手アーティストの新たな「段階」への展開を支援し、青森県立美術館内の一つの場所が持つさまざまな「相」を生じさせることをねらいとした継続的プロジェクトです。

自分の信ずるべき直感と拙い理解力を持って、美術系大学を卒業したばかりの作家・・・
いや、期せずして彼らはみな大学院に進学したので、『作家』とは言わず『大学院生』と言おう・・・大学院生を、卒業制作展での作品を頼りに選抜した。彼らが八角堂という特異な空間を上手く使ってくれるかどうか、信頼するしかないが、ひとつの与えられた課題だと思ってくれればいい。将来、活躍するようになった時、ちっぽけでもその課題に向き合ったことを忘れないでいてほしい。
―奈良美智


part1 宮川慶子 MIYAGAWA Keiko

会期:7月19(土)-8月24日(日)
休館日:7月28日、8月11日

「生」と「生」の営みにまつわる矛盾について考えながら、樹脂粘土を用い、架空の動物のような立体作品や、毛皮や繊毛を思わせる触感に富んだ平面作品を制作してきた。平面と立体を組み合わせた展示で、いたいけな者たちの、はかない美と生命力に満ちた世界を作り上げる。

宮川慶子(みやがわ・けいこ)
1991 神奈川県横浜市出身
2014 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域卒業
   東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域在学

part2 伊藤早樹子 ITO Sakiko

会期:8月30日(土)-10月13日(月・祝)
休館日:9月8-12日(月-金)、29日(月)

大学時代テキスタイルコースに所属しながら、素材やジャンルにとらわれず、空間を大胆に使った、不可思議で強烈なインパクトを与える作品を発表してきた。日常というベールに覆われた日々の暮らしに抱く違和感や、心象と現実の遠近のずれなど、東日本大震災を体験してから一層深化していった問題意識の中で、空間全体を使った新しい作品を試みる。

伊藤早樹子(いとう・さきこ)
1991 宮城県石巻市出身
2014 東北芸術工科大学芸術学部美術科テキスタイルコース卒業
   京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻在学

part3 永井天陽 NAGAI Solaya

会期:10月18日(土)-11月24日(月・祝)
休館日:10月27日(月)、11月10日(月)

時間、空間、空中の水蒸気など、身の周りにある見えない存在に、作品を通じて形を与えることで、日常の視覚体験とそれに基づく価値観を問う試みを行ってきた。ある物体を別の物体から象った透明の殻に閉じ込め、実体の感覚に揺らぎを生じさせる近年のシリーズ「メタラクション」に連なる作品で、八角堂に新しい空間を創出する。

永井天陽(ながい・そらや)
1991 埼玉県飯能市出身
2014 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
   武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース在学
by 広報 |  2014年5月16日 15:22  | お知らせ

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