怪獣デザイン 怪獣デザイン 怪獣デザイン
今日は、野辺地小学校の6年生のみなさんが、美術館を見学にきてくれました!
まずは、公開制作中の、伊藤ニ子さんの部屋から鑑賞。伊藤さんの言葉一つ一つが、みんなの心に刻まれていくようでした。
「私がなぜこのナイフを使っているかと言うと、とても描きにくかったからなの。全て簡単にできてしまってはいけないと思ったから。しかし、だからといって、このナイフと戦うのではなく、お友達になるの。今日もよろしくって言ってね。」
「みんなメモするのもいいけれど、メモばっかりすると、ノートばかりが頭がよくなって、自分自身がからっぽっていうこともよくあるわよ。」
みんな、どんどん二子さんのお話に引き込まれていきます。
「このナイフさわって見たい人?」
次々みんな手をあげて、触ってみようとするのですが、その瞬間、
「もっと体全体で受け止めて!こころで持つのよ!!しっかり持ちなさい!!」
ニ子さんがこれまでこのナイフを使って制作してきたそのこと自体を、みんな全身で受け止めなければいけないと、はっとした瞬間だったのではないでしょうか。

その後、常設展を観覧し、「怪獣デザイン」の創作へ移ります。
開館当初からプログラムにある、怪獣デザインですが、今年度は、ちょっと趣向を変えての開催!第一回目でしたので、わたしもとても緊張しました!
どんな風に違うかと言うと、最初にまず、グループごとにくじを引いてもらって、そこにかかれている指令通りの怪獣をデザインしてもらう、そういうプログラムになりました!
そこにかかれている指令に、すらすら描けちゃう子も、大苦戦する子も!
でも、このプログラムは、デザインの完成が目的ではありません。自分が興味もないようなことが、指令として出されるわけですが、その指令の中の、自分が気になる部分(好きなところ、嫌いなところ、疑問に思ったところなどなど)をみつけて、そのことについて深く考え追求していく。
デザインって、きっと、果たさなければ行けない目標や、目的があることが多くて、それに沿うように、デザイナーが案を考えるのですが、相手から出されたお題に対して、自分というフィルターを通して受け止め、そして形にしていく。そういうことだと私は思っています。
そういうことに少しでも気がついてもらいたいと思って考えたプログラムでした。
ニ子さんから「描きにくいナイフとお友達になる」また、「私は体と心全体を絵にあずけている」という言葉もありましたが、デザインもまさに、そういうことなのではないかと思っています。

この、それぞれのお題、実は成田亨さんの怪獣をもとに考えたお題。「成田さんはこんな怪獣をつくったよ。」と、最後にスライドで種明かし。成田亨さんの観ていたもの、気になっていたことを、ちょっと考えるきっかけがつかめたかな?ぜひそうあってほしいと思いながら、第一回目の創作プログラムは終了。

ということで、プログラム名はそのままでも、内容を変えて開催しておりますので、ぜひ、1度やったことのある学校でも、また挑戦してもらえたらと思います!
by スタッフ |  2011年5月14日 15:01  | スクールプログラム

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